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浜松・宮口に持ち帰りギョーザ専門店 ギョーザで幸せの助けになりたいと名付け

多くの人の来店を期待する、店主の寺田麻奴香さん

多くの人の来店を期待する、店主の寺田麻奴香さん

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 持ち帰り冷凍ギョーザ専門店「山田幸之助」(浜松市浜北区宮口、TEL 053-582-2820)が12月12日、オープンした。

野菜のシャキシャキ食感が楽しめる「幸之助餃子」

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 地元の宮口駅構内の店舗部分がしばらく空いていたこともあり、駅や地元を盛り上げるためにも何かできないか考えた店主の寺田麻奴香(まどか)さん。亡くなった父親が、ギョーザが好きだったことから、ギョーザを扱うことを決めた。店名は、寺田さんの旧姓である山田と、寺田さんの父親の名前から「幸」の一文字を使い、幸せの助けになりたいという気持ちを込めて名付けた。メニューを決め、店舗を改装し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約16坪。床に白い石を敷きつめ、庭のように安らげる空間をイメージした店内。同駅が、登録有形文化財に登録されていることもあり、和のテイストを意識。黒を基調とした内装に、アクセントとして金色に桜の花をあしらった壁紙を使い、開店に当たり地元の人から贈られた、1メートルほどのつぼを配置している。子どもが喜ぶように、壁には金魚が泳ぐ水槽を埋め込んでいる。店舗内の小上がりは、新型コロナウイルスが収まった後に、地元の人たちが立ち寄って休憩できる場所として使うことを検討している。

 野菜の食感を大事にし、一つ一つ丁寧に包んだ浜松餃子(ぎょうざ)を用意。キャベツをメインに野菜をたっぷり使った「幸之助餃子」(12個=500円)は、具材のシャキシャキ感を生かすために薄皮を使い、ニンニクとニラを多めに入れることで、食べ応えがありパンチがある味に仕上げた。ほかにも、期間限定の変わり種ギョーザを用意。現在は、モッツァレラチーズとシソを使い、皮にもシソを混ぜ込んだ「チーズたっぷりしそ餃子」(12個=600円)や、長ネギを使った「さっぱりネギ餃子」(12個=500円)を用意するが、そのときにある食材に合わせて中身を変えて提供していく。

 新型コロナウイルスの対策として、スタッフはマスク着用、手指消毒を徹底。店頭には手指消毒を用意し、来店者にもマスク着用をお願いする。定期的に窓や扉を開けて換気し、店内のアルコール消毒清掃も行う。店内に入る人数を制限し、要望があれば車まで商品を届ける。

 すでに、若い女性や年配の人まで幅広い層の来店客があり、2、3歳の小さな子どもも喜んで食べているという。「後発の店ではあるがこれが浜松餃子といえる野菜ギョーザを目指して作っている」と寺田さん。「薄皮で野菜をたっぷり使ったのでシャキシャキとした食感を楽しんでほしい。おいしさに自信があるのでぜひ一度味わってもらえれば」とも。

 営業時間は12時~19時。

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