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浜松・三和に喫茶店「カフェブラウン」 コーヒー好きが高じて出店

多くの人の来店を期待する、オーナーの髙山雅裕さん

多くの人の来店を期待する、オーナーの髙山雅裕さん

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 喫茶店「CafeBrown(カフェブラウン)」(浜松市南区三和町、 TEL 080-6685-0200)が1月16日、オープンした。

店内のカップボードにずらりと並んだコーヒーカップ

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 高校生の時からコーヒーを飲むのが好きだったオーナーの髙山雅裕さん。いろいろな喫茶店に通っているうちに、自分自身がコーヒーを提供する店をやりたいと考えるようになった。まったく違う業界にいた髙山さんは、1年ほど喫茶店で修業。いい土地が見つからなかったことから、一昨年の9月に美容院である自宅兼店舗前でテントを張り、テークアウト専門店としてコーヒーやスープなどを提供しはじめた。その後、自宅近くに土地が見つかったことから、新たに店舗を建築し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約15坪。カウンターが3席、テーブルが12席の計15席。デザインが好きだった知人の設計士に内外装を依頼。コーヒーカップを置くカップボードを作ることや、入り口の照明と切り絵師に作ってもらった店舗名の切り絵を配置すること以外は、ほぼすべて一任。グレーを基調とし、木の風合いを生かした店内は、シックで落ち着ける空間。窓を小さく、低い位置に配置して、壁に展示スペースを設けた。

 昔の喫茶店の味をイメージした、浅すぎず深すぎない焙煎(ばいせん)で飲みやすいコーヒーや、各地の茶葉をそろえた紅茶を用意。コーヒーは、苦みが少ない中いりの「Brownブレンド」と、しっかりとした苦みのある「DarkBrownブレンド」(以上、500円)を用意。紅茶は、インド産の「ダージリン」(カップ=550円)やスリランカ産の「ディンブラ」、中国産の「キームン」など、定番の産地の紅茶を提供するほか、髙山さんが見つけておいしいと感じた、日本産の「HINATA紅茶」(以上、カップ=500円)などをそろえる。混雑時を除き、温かいコーヒーや紅茶は、カップボードから好きなカップを選んでもらい提供する。

 フードメニューとして、週替わりの「ワンプレートランチセット」(ドリンク付き=1,100円)や、ペッパー類を使わず辛さを抑えた「スパイスカレー」(800円)などを用意。ほかにも、「ハムチーズ」や「ハニーシュガー」(以上、350円)などのホットサンドや、「カップシフォン」や「マフィン」(以上、220円)など、自家製のベイクドケーキもそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、スタッフはマスクおよびマウスシールドを着用し、手洗い、手指消毒を徹底。店頭には、手指用消毒を設置。定期的に店内をアルコール消毒で清掃し、24時間換気を行う。

 近所の人が歩いてふらっと寄ることも多いが、「コロナの中でオープンなので応援したい」と知人がランチを食べに来ることもあるという。「浜松は作家が多いが、展示する場所があまりないため、2月以降、店内に写真や絵画なども展示していく予定」と髙山さん。「コーヒーや紅茶を飲んだり、展示作品を見たり、人とコミュニケーションを取ったりと、いろいろな楽しみ方をしてもらえれば」とも。

 営業時間は11時~21時(月曜・火曜=11時~18時)。金曜・第3木曜定休。

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