サンドイッチ専門店「パパサンド」(浜松市南区本郷町、TEL053-461-7280)が1月30日、リニューアルオープンした。
パン好きが高じて2017年に手作りサンドイッチ専門店をオープンした同店。ほかの店にはないメニュー豊富なオリジナルサンドイッチが好評で、地元の方を中心に来店客が増えてきたが、駐車場が4台しかなく手狭になっていた。「女性客が来店しやすい店にしたい」と考えた店主の妻の石川真弓さん。住宅を兼ねた店舗の建築を計画。常連客が通いやすいよう元の店舗からなるべく近くに土地を見つけ、駐車スペースも広くとり、リニューアルオープンにこぎ着けた。
店舗は、約2坪。内装は、白を基調に木目のフロアを使い、シンプルで清潔感のある雰囲気。「一見サンドイッチ店に見えない外観」をイメージし、ベージュのタイル外壁を使うことでカフェ風の落ち着いたデザインに仕上げた。通りがかった人が、外観が気になって来店している。小さい子ども連れの女性や年配の方へ配慮し、入り口にはスロープを設ける。
素材にこだわり独自に考案するオリジナルサンドイッチを提供する同店。野菜は特に厳選し、レタスは苦味やエグみが少なく、シャキシャキした食感のものを、地元の契約農家から直接仕入れる。浜松産トマトは、味が濃く、パンに合うよう歯ごたえがある硬めの果肉が特徴。ふわふわした食感のパンは、専門店から毎朝焼き立てのものを届けてもらう。「アボカドベーコンサンド」(400円)は、食べ頃に熟したアボカドとベーコン、レタスが入る女性に一番人気のメニュー。「パストラミとクリームチーズ」(400円)は、ハムの黒コショウとクリームチーズのコクのバランスを楽しめる。程よい酸味と甘み、みずみずしい食感の浜松市細江産ブランドネーブルを使う「白柳ネーブルのフルーツサンド」(400円)は、一日に何度も作る出来たてのホイップクリームを使い提供する。
オープン当初は60種類ほどだったメニューが、来店客に喜ばれるようにと新商品の考案を続け、現在は全部で約80種類に増えた。「期間限定で提供する予定だったものも、来店客からのリクエストに応えて復活させているうちに増えてしまった」と石川さん。約45種類を常時店頭にならべる。
新型コロナウイルスの対策としてスタッフはマスク着用、手指消毒を徹底。カウンターには飛沫(ひまつ)防止のため、パーティションを設置。入り口には手指用の消毒を用意し、マスクを忘れてしまった来客には、不織布のマスクを提供する。
「メニューが増えると大変だが、来店客に喜ばれるよう、これからも当店にしかないユニークなサンドイッチを提供したい」と石川さん。「店内で一つ一つ丁寧に手作りしているため、味には自信がある。ぜひ一度試していただきたい」とも。
営業時間は、水曜・木曜・金曜=7時~13時、土曜・日曜・祝日=7時30分~13時(以上、売り切れ次第終了)。定休日は月曜と火曜。