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天竜浜名湖鉄道にアニメ「ゆるキャン△」とコラボしたラッピング列車

アニメのモデル地を巡る「ゆるキャン△」ラッピング列車

アニメのモデル地を巡る「ゆるキャン△」ラッピング列車

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 天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区二俣町、TEL 053-925-2276)が2月12日、アニメ「ゆるキャン△」とコラボしたフルラッピング列車の運行を始めた。

浜名湖の空をイメージした青色のラッピング列車

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 掛川市の掛川駅から、湖西市の新所原まで運行する同鉄道。観光・地域振興のために、山梨県周辺を舞台に、キャンプや野外調理などアウトドアの趣味の魅力と、それをのどかに楽しむ女性高校生たちの日常を描くアニメ「ゆるキャン△」とコラボしたラッピング列車の提案を浜松市から受けた。昨今のキャンプブームの影響も受けて人気で、今年1月からアニメのセカンドシーズンが放送開始。原作者が浜松市出身のため、静岡県内の名所も作中に多く登場。同社の鉄道や「気賀駅」、「浜名湖佐久米駅」も舞台となるため、採用に踏み切った。

 ラッピングデザインは、浜名湖の空をイメージして落ち着いた青色をベースに、主要キャラクターを大きく配置。内装にもこだわり、フロアにまでキャラクターをちりばめ、車両内の広告枠には、原画とモデル地の実際の写真を掲載する。同社に関する名所に加え、アニメの第1~3話に登場する、浜松市の渚園や弁天島、磐田市の見附天神などの名所を展示し、アニメの世界の再現する。3月中旬以降は、第4~6話のモデル地を特集する予定。

 「記念入場券セット」(880円)は、気賀駅入場券1枚と浜名湖佐久米駅入場券1枚、アニメのキャラクターが描かれた特別台紙がセットになったもので、作中に登場する駅を巡ることができる。「コラボ1日フリーきっぷ」(大人=1,750円、子ども=800円)は、2パターンのデザインで提供する。

 開始以降、乗客が増えており、「内装の細かい部分までこだわっていて驚いた」「作中の舞台に来られてうれしい」との声が届いているという。同作品のストーリーに沿ってモデル地を巡り、原画と同じ角度で撮影を楽しむ人もいるという。 「ファンの方を中心に反響がありうれしい」と同社営業課長の伊藤典生さん。「コロナ禍で遠方から訪れるのは難しいため、まずは地元の方に天浜線と原作のモデル地巡りを楽しんでもらいたい」とも。

 運行は8月31日までを予定する。

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