ラーメン店「焼あご中華そば おおさわ」(浜松市中区田町、TEL 080-9277-1703)が、4月1日オープンした。
同店を運営する「ACオンワード」(浜北区中瀬)は、濃厚な鶏白湯(パイタン)スープが特徴のラーメン店「濃厚鶏そば麺屋カモメ亭」(浜北区内野)を、2016(平成28)年から運営。コロナ禍で飲食店向けの空きテナントが増加していることをチャンスと捉えた同社は、中心市街地への進出を検討。九州地方で親しまれる「あご」と呼ばれるトビウオの煮干しのだしと、「カモメ亭」で培った鶏白湯スープをブレンドし、オリジナルスープを考案。新しいコンセプトのラーメン店として、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約7坪。カウンター8席とテーブル8席の計16席。店内は、木を素材として使うカウンターテーブルや塗り壁をイメージした装飾で、高級感のある落ち着いた和風のデザインを演出する。
京都の老舗店から厳選した「あご」の煮干しを仕入れる同店。「焼きあご塩中華そば」(780円)は、表面を焼いた「あご」の煮干しを使う香ばしいだしをベースに、鶏白湯をブレンドした看板メニュー。「濃厚鶏白湯そば あご出汁合わせ」(830円)は、コラーゲンたっぷりの濃厚な味わいに仕上げる。ほかにも、ニンニクを効かせた山盛り野菜と豚チャーシューを載せた、食べ応えあるラーメン「あご二郎」(850円)や、10種類の辛味をブレンドした自家製辛味噌を使う「濃厚辛味噌そば」(880円)などを用意する。
新型コロナウイルスの対策として、入り口とトイレにアルコール消毒を設置。スタッフは、出勤前の検温、マスクの着用、手指消毒を徹底。店内は、定期的に換気を行う。
オープン後は、順調に客足が伸びているという。来店客からは「焼あごの香ばしいスープがおいしい」「深夜まで営業しているので、酒を飲んだ後に最適」という声が届いている。「こだわりのあごだしで作った自慢のラーメンをぜひ一度食べてもらいたい。深夜まで営業しているので、酒を飲んだ後の締めの食事などで、気軽に足を運んでもらえればうれしい」と店長の植田祐介さんは話す。
営業時間は、11時30分~14時、18時~翌6時。日曜定休。