韓国料理「時佑＆笑談亭（しうあんどしょうだんてい）」（浜松市中区東伊場、TEL 053-489-6588）がオープンして1カ月がたった。

自然あふれるカフェのような雰囲気の店内

　店長の白眞珠（パク・シンジュ）さんは、もともと篠ケ瀬町で約16年間韓国料理店を経営していた。店がかなり老朽化してきたこともあり、区切りをつけるためいったん閉店。その後、妹の白善珠（パク・ソンジュ）さんがオーナーとなり、眞珠さんが店長として一緒に店を営むこととなった。当初、眞珠さんが気に入った同所は、売買物件だったため賃貸が難しかったが、その後借りられることになり、改装してオープンにこぎ着けた。

　店舗面積は約35坪。カウンター6席、テーブル23席の計29席。壁にはグレーを、テーブルや椅子には黒を採用した落ち着いた雰囲気の店内。眞珠さんが自然が好きなことから、店内には多くの植物を置き、カフェのような雰囲気で、のんびりと過ごせる空間に仕上げた。

　本場韓国の味を基調として、辛さを抑え、日本風にアレンジした韓国料理を提供。イワシやタチウオなどを発酵させたキムチのもとや、タデギと呼ばれる韓国料理のたれのもとなど、できるものは全て手作りしている。唐揚げを甘いたれに絡め、ふんだんにピーナツをかけた「ヤンニョンチキン」（1,300円）や、イカやエビ、貝柱が入っていて、お好み焼きのように厚く、ふわふわに仕上げた「海鮮チヂミ」、イワシや野菜から取っただしを使って味に深みを出した「スンドゥブチゲ」（以上1,200円）などの料理をそろえる。キムチや3色キンパ、ケジャンなど12～13品の料理を少しずつ楽しめる「スペシャルランチ（デザート付き）」（2,500円）などのランチメニューも用意。ほかにも、「白菜キムチ」や「辛くないカクテギ」「干し大根キムチ」（以上500円）などの自家製キムチはテークアウトもできる。

　新型コロナウイルスの対策として、スタッフはマスクもしくはマウスシールドを着用し、手指消毒を徹底。来店者には、手指消毒と検温をお願いしている。空気清浄機を設置し、ドアを定期的に開けて換気を行い、店内のアルコール消毒清掃も行っている。

　「店名にある時佑は、妹も大好きな私の孫の名前から取って付けた」と眞珠さん。「細く長くやっていければと思っている。辛すぎない韓国料理を用意しているので一度食べにきてもらえれば」とも。

　営業時間は11時30分～14時、17時～22時。水曜定休。