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浜松・鴨江にカフェ 大正浪漫をコンセプトに家族の強みをそれぞれ生かし

多くの来店に期待する、スタッフと店長の日高宏樹さん(右)

多くの来店に期待する、スタッフと店長の日高宏樹さん(右)

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 カフェ「大正浪漫(ろまん)茶房えふ」(浜松市中区鴨江、TEL 053-523-7735)が4月14日、オープンした。

ふわふわの食感を楽しめる「浪漫わらびもち」

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 家族で協力して、新しく事業を立ち上げたいと考えたオーナーの日高亜沙加さん。自身は、輸入車販売店で接客業に携わり、兄で店長の日高宏樹さんは、飲食店に勤務した経験を持つ。建設会社を経営する父が店舗を建設することで、家族それぞれが持つ強みを生かした経営ができると考え、飲食店の開業を決意。「和と洋を融合させ、年配の人は懐かしさを感じ、若い人は真新しさを感じる」と、「大正浪漫」をコンセプトに決め、オープンにこぎ着けた。店名の「えふ」は、「FAMILY」の頭文字。家族で営む店で、地域の方や友人に家族のようなアットホームな空間を提供したいと考え、名付けた。

 店舗は約35坪。テーブル32席、カウンター4席の計36席。店内は、神戸の異人館をモデルに、和と洋が融合された迎賓館をイメージするデザイン。大正浪漫を演出するため、椅子やじゅうたん、壁紙に至るまでレトロな雰囲気にこだわり、袴を着たスタッフが来客を迎え入れる。

 「浪漫わらびもち」(540円)は、一般的なわらび餅に比べやわらかく、とろけるようなふわっとした食感が特徴。贈答用の木箱も用意し、テークアウトにも対応する。自家製デミグラスソースの「オムライス」(780円)は、レースドレスのような模様でふわりと卵を包み込む。野菜をたっぷり使い、肉と合わせてじっくりと煮込むデミグラスソースは、甘酸っぱさを感じるさっぱりとした味わい。ほかにも、黒蜜をあえたわらび餅にミルクを注ぎ、ホイップクリームを載せて仕上げる「わらびもちドリンク」(630円)などをそろえる。

 新型コロナウイルスの対策として、入り口にアルコール消毒を設置。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、大型のテーブルには飛沫(ひまつ)防止のためパーティションを設置。厚生労働省の推奨する「高機能換気システム」を導入し、換気を徹底する。

 オープン間もないが、「やわらかい食感のわらび餅がおいしい」との評判を聞きつけ来店する人や、和装で来店し大正浪漫のコンセプトを楽しみながらカフェタイムを過ごす人もいるという。「自慢のわらび餅を是非一度試してほしい」とオーナーの日高さん。「大正浪漫のコンセプトのアットホームな雰囲気のなかで、レストランとしてもカフェとしても気軽に使ってもらいたい」とも。

 営業時間は、10時~21時。木曜定休。

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