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浜松の中華料理店でギョーザやエビチリなど中華総菜の自販機 専門店こだわりの味で提供

多くの利用に期待する、同店店長の柴田学芳さん

多くの利用に期待する、同店店長の柴田学芳さん

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 中華料理店「五味八珍(ごみはっちん)」(浜松市東区小池町、TEL 053-464-0644)の「天王店」(東区天王町)で4月28日、中華総菜の自動販売機の設置を開始した。

24時間利用できる中華総菜の自動販売機

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 静岡県内を中心に中華ファミリーレストランを多店舗展開する同社。従来店内で持ち帰り用ギョーザを販売していたが、コロナ禍におけるテークアウト需要に対応するため、冷凍食品の開発を強化し品数を増やしてきた。店内は十分に感染対策しているが、外食で際に人との接触を懸念する人も多いため、非対面で対応できる自動販売機の設置を検討。同所は、本社から近いため販売状況を確認しやすく、交通量が多く往来する人が多い店舗でもあるため、試験的に設置することになった。

 自動販売機は、4種類の冷凍中華総菜を扱い、年中無休で24時間利用できる。「スーパーの総菜ではなく、中華料理専門店の味にこだわり提供している」と営業課長の玉越智章さん。中華の専門料理人が考案したメニューを、1品ずつ丁寧に作りあげ提供する。

 「名物浜松ギョーザ」(14個入=540円)は、自宅でフライパンなどを使い焼き上げる冷凍生ギョーザ。キャベツを多く使い、野菜を中心に仕上げるさっぱりとした味が特徴。期間限定サービスとして、5月31日までは300円で販売する。ほかにも衣を薄くまとい、エビそのもののうま味をとじこめ、トウバンジャンをベースにする同社オリジナルの四川風チリソースで仕上げた「ぷりぷりエビのチリソース」(200グラム=750円)や、濃厚な甘みと爽やかな酸味が特徴のマヨネーズソースとエビが絡み、ぷりぷりとした食感を楽しめる「ぷりぷりエビの濃厚マヨネーズソース」(180グラム=750円)。豚バラ肉を特製しょうゆだれでじっくり煮込み、とろとろの食感に蒸して仕上げ「とろとろ豚の角煮」(200グラム=750円)をそろえる。

 設置して間もないが売上は好調で、冷凍中華総菜の売り上げは2倍近くに増加しているという。利用客からは、「自動販売機のため入店する必要がなく、気軽に購入できる」という声が届いている。「需要次第で、今後は直営42店舗への拡大も検討している」と玉越さん。「24時間利用できるので、それぞれの生活スタイルに合わせて購入できる。コロナ禍で自粛しながらの生活が続いていると思うが、ご自宅で本格的な中華料理を楽しんでもらいたい」とも。

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