焼き肉店「大幸苑(たいこうえん)」(浜松市浜北区内野、 TEL053-585-4129)が5月25日、オープンした。
4店舗の焼き肉店で合計40年間にわたり従業員や店長として勤務してきた店主の原田秀男さん。自身の経験を生かし独立したいと考えてきた中で一念発起。こだわり抜いた上質な肉を提供しながらも、アットホームな雰囲気の店をコンセプトとし、オープンにこぎ着けた。
店舗は約23坪。テーブル席16席と6人定員の個室を3室用意。白い塗り壁や小石を敷き詰めたフロアで、和風の落ち着いた雰囲気を演出。ムク材を使った天井は、高く設計し広々とした空間を提供する。
同店は自身の信頼する取引先の精肉店から仕入れるが、必ず自分の目で見て確認した素材のみを仕入れて提供しているという。「長い経験の中で身につけた素材を見分ける力を生かして選び抜いている」と原田さん。1頭の牛から4人前程度しか取ることができないという貴重な部位「特上イチボ」(2,500円)は、「脂肪の甘みと赤みのうま味のバランスを楽しんでほしい」と話す。「上タン塩厚切り」(2,300円)は、分厚く切った牛タンに、格子状に刃を入れて焼き上げる。しっかり火を通すことで、口に入れた時に肉汁が広がり、サクッとした食感を楽しむことができる。自家製の「キムチ」(450円)は、ハクサイを一晩塩漬けした後に、塩分と水分を除き、唐辛子をベースにするオリジナルの香辛料を一枚一枚塗り込み作る。このほか、牛骨を3日間煮込み濃厚な白濁したスープと柔らかい牛テール肉が入る「コムタンスープ」(950円)や、厚めに切りオリジナルのしょうゆベースのタレで仕上げる「上ハラミ」(2,600円)などを用意する。
新型コロナウイルスの対策として、来店時に手指のアルコール消毒と検温を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内各所に換気口を設置し、30分ごとに換気を徹底する。
来客からは「どの肉も上質でおいしい」「肉以外の料理もこだわりを感じる」との声が届いているという。「40年の経験を生かし、どの品もこだわって提供している。食べれば喜んでもらえる自信があるので、ぜひ一度足を運んでほしい」と原田さん。
営業時間は17時~22時。火曜定休。