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浜松・平口にスイーツ店 地元素材の魅力を生かしたフルーツゼリーをメインに

多くの来店に期待する、スタッフ

多くの来店に期待する、スタッフ

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 スイーツ店「Mei(メイ)」(浜北区平口243-1、TEL 080-5829-0276)が7月1日、オープンした。

素材本来が持つ味を大事にするフルーツゼリー

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 ギョーザの飲食店経営と卸し・小売りを行う「石松」(浜北区小松)が運営する同店。同社のギョーザ専門店「石松餃子本店」(浜北区平口)は、市外や県外からも多くの来店客が訪れるという有名店で、週末を筆頭に行列ができる日が多いため、隣接する場所に、行列に並ぶ人のストレスを緩和できる店のオープンを検討。浜松の魅力も同時に知ってもらうきっかけとなる店にしたいと考え、浜松産の材料を多く使うスイーツ店をオープンすることにした。

 店舗面積は約3坪。テークアウト専門だが、店の外にテラススペースを設ける。デザインコンセプトは「木と緑」に設定し、店舗づくりのほとんどを同社スタッフが手掛けた。エントランスにはレンガの階段を設置し、店内はグレーの壁紙や石を模したフロアタイルを使い、落ち着いた雰囲気を演出。芝を敷き詰めたテラススペースには、切り株で作った椅子を並べ、自然に囲まれたような空間でスイーツを楽しんでもらう。土曜・日曜のみ、カフェスペースとして利用できるようにコーヒーも販売する。

 店内では、フルーツゼリーを中心にできる限り地元産の材料を使うスイーツを提供。フルーツゼリーは、レモンの香りが広がる甘さ控えめのゼリーに大きめに切ったフルーツが入る。浜松産のフルーツを使うゼリー「ブルーベリー」「パッションフルーツ」や静岡県産の「マスカット」「いちじく」(以上、1個=390円)なども用意する。「地元の素材に自信があるので、フルーツ本来の甘みや風味を最大限に生かしてシンプルに仕上げている」と商品開発課の稲垣博之さん。その日の仕入れにより異なるが、15種類ほどのメニューのうち常時10種類のゼリーを並べる。「プリンの夜明け」(390円)は、砂糖を使わず素材の持つ甘みや風味を感じるように仕上げるプリン。「長坂養蜂場」の蜂蜜と「いなさ牛乳」の牛乳、「青い鳥牧場」の卵を材料に使う。濃厚な生クリームとマスカルポーネチーズクリームが入る「マリトッツォ」(390円)などもそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指のアルコール消毒とマスクの着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、カウンターにパーティションを設置。店内は、空気清浄機と換気扇を設置し常に換気を行い、密を避けるため一度の入店人数を制限する。

 SNSを通してオープン前から店舗を紹介してきたため、評判が広がり、連日売り切れが続いているという。「地元の素材の魅力を伝えるシンプルな味のスイーツをぜひ一度食べてもらいたい」と稲垣さん。「地域の方とのコミュニケーションを大切にする店作りを目指しているので、気軽に足を運んでほしい」とも。

 営業時間は9時30分~16時30分(土曜・日曜・祝日は9時30分~18時)。売り切れ次第終了。水曜定休。

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