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浜松・肴町に居酒屋 好立地を武器に東海4県のグルメと日本酒提供

多くの来店に期待する店長の近藤洵さん

多くの来店に期待する店長の近藤洵さん

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 同店を運営するのは、運送事業者「スリーエー物流」(豊橋市)。同社は、フィリピンでも飲食店と食材店を経営している。店長の近藤洵さんは、フィリピンにある同社の飲食店に勤務する予定だったが、コロナ禍の影響で渡航できず断念。代わりとなる活躍の場を設けるため、国内に新しく店をオープンしようと検討。「飲食店は厳しい経営環境にあるが、コロナ禍の影響で条件の良いテナントに空きがあることをチャンスと捉えた」と専務の近藤俊介さん。中心市街地の路面沿いに店を構え、同店をオープンすることとした。

その日仕入れた刺し身がふんだんに入る「箱庭サラダ」

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 店舗面積は約23坪。テーブル席12席、カウンター席7席、座敷席12席の合計31席を用意。内装デザインは「和モダン」をイメージし、木目の素材を多く使い、落ち着いた雰囲気を演出する。

 東海4県の魅力を伝えるメニューをはじめとし、和風創作料理を提供する同店。分厚く切った三重県産の豚肉を鉄板で焼き上げる「初代のとんてき」(880円)は、三重県四日市のご当地グルメ。岐阜県のブランド牛の飛騨牛を使う「サイコロっとステーキ」(1,760円)は、ジューシーで口の中でとけるような柔らかい食感を楽しめる。このほか、その日に仕入れた魚の刺し身をふんだんに入れ、ゴマ風味のしょう油タレで仕上げる「箱庭サラダ」(990円)や、福田漁港の釜揚げシラスを使う「しらす卵ご飯」(550円)などを提供する。

 日本酒をはじめ果実酒や焼酎などのドリンクメニューも充実。愛知県の酒蔵「醸し人九平次(かもしひとくへいじ)」の「純米大吟醸雄町」(グラス=1,100円)は、上品な香りとキレのある口当たりの日本酒。三重県の酒蔵「而今(じこん)」の「特別純米 火入」(グラス=1,100円)は、爽やかな香りと合わせ、うま味と酸味のバランスが良いという。「白いマンゴー」(グラス=660円)は、ジューシーな果実感とミルキーな口当たりの果実酒。同店オリジナルの日本酒カクテル「九頭龍×忍ジャーエール」(660円)は、クセがなくサイダーとの相性の良い日本酒と三重県の酒蔵が作るジンジャーエールを掛け合わせる。全国各地から仕入れた日本酒約30種類と果実酒約10種類を常時そろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指のアルコール消毒と検温を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、空調システムを導入し換気を徹底。飛まつ防止のため、各テーブルにパーティションを設置する。

 今後は東海エリアの食材を取り入れた新メニューをさらに充実していきたいと考えているという。「コロナ禍で厳しい船出ではあるが、好立地の店をオープンでき、長い目で見た時には絶好のチャンスだと考えている」と近藤俊介さん。「外食することで、ストレス解消や楽しい時間を提供できる。コロナが落ち着いた際には、一度足を運んでほしい」とも。

 営業時間は、11時~14時、17時30分~23時(現在は、静岡県によるまん延防止等重点措置に伴う営業時間の短縮要請に従い20時まで)。月曜、第4日曜定休。

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