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浜松・舞阪町に菓子店 無添加で手作りにこだわり

店長でパティシエの大場さん(左)とスタッフの望月さん(右)

店長でパティシエの大場さん(左)とスタッフの望月さん(右)

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 菓子店「patisserie.Fou(パティスリー フー)」(浜松市西区舞阪町、TEL 090-7856-9487)がオープンして1カ月がたった。

ブルーベリーの果実がふんだんに入る「ブルーベリーマフィン」

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 自動車や宇宙開発事業に使う試作部品や治具などを製造する「MORIエンジニアリング」(西区舞阪町)が運営する同店。製菓専門学校を卒業後、菓子店に勤めパティシエとしての経験を重ねた店長の大場恵夢さん。菓子店を退職して父の経営する同社に勤務することになったのをきっかけに、2018(平成30)年に同社の菓子製造部門として受注販売専門の菓子店をオープン。店舗を持たないオーダーメードの菓子店として営んでいた。大場さんの結婚と出産を機に閉店することになったが、子育てが落ち着いたタイミングで復帰。「バースデーケーキは事前に注文する習慣があるが、それ以外の菓子は気軽に立ち寄れるように店舗を構える必要がある」と考え、新しく店舗を立ち上げ、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は2.5坪で、テークアウトのみ。内装は「森の小さなお菓子屋さん」をイメージし、白壁を基調に木材の棚やテーブルを使い、ぬくもりのあるデザインに仕上げた。

 「子どもから年配者まで安心して食べてられるものを提供したい」と考え、保存料や着色料などの添加物は一切使わない。決まったメニューはなく、パティシエの気まぐれで作る日替わりの菓子が並ぶ。旬のフルーツのイチジクとオレンジの香りをアクセントに加えたという「イチジクとオレンジのチーズタルト」(390円)は、甘さは控えめだが濃厚なチーズの味を楽しめる。レーズンやパイナップル、パパイアなどのドライフルーツが入る「ドライフルーツのパウンドケーキ」(250円)は、カリっとした食感のクルミを入れて仕上げる。このほか、アールグレイ茶葉を使う「紅茶クッキー」(230円)やブルーベリーの実がふんだんに入る「ブルーベリーのマフィン」(300円)などをそろえる。

 ケーキは受注生産のみ行う。チョコレートや生クリームなどの「バースデーケーキ」(4号=2,700円~)は、甘さや大きさなど、細かい要望にも応じて対応。希望があればアレルギー対応の菓子も提供する。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は換気扇の設置と定期的に窓を開け、換気を徹底する。

 オープン後はSNSで評判を聞きつけた来店客が多いという。大場さんは「どんなリクエストにもできる限り応えていきたい。気軽に声をかけてもらえる菓子店になれればうれしい」と話す。

 営業時間は10時~16時。

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