カフェ「Rainbow Island Cafe(レインボーアイランドカフェ)浜松市野店」が10月29日、イオンモール浜松市野(浜松市東区天王町)内にオープンした。
スイーツ店や美容サロンなどを多角経営する「Mahalo(マハロ)」(愛知県)が運営する同店。社長の兼松月子さんは、7年ほど前に頻繁にハワイ旅行に出掛けていた際、現地を代表するフレーバーコーヒーブランド「LION COFFEE(ライオンコーヒー)」を知った。「ハワイのいたる所に同ブランドの豆を使うカフェがあるが、日本では見かけない。ハワイ好きな日本人にきっと受け入れられると考えた」と兼松さん。知人を介し、日本で同コーヒーを輸入販売する会社の社長と知り合い、カフェを開店したいと依頼したところ快諾を得た。今年4月に愛知県に1号店をオープン。4店舗目となる同店は、同モール内の「未来屋書店」からの提案を受け、書店の一角にカフェを設ける「ブックインカフェ」として、オープンにこぎ着けた。
店舗面積は約40坪。テーブル席32席とカウンター席28席の合計60席のほかに、書店内にもテーブル席36席を用意し、3冊までなら未購入の本を読みながらコーヒーを楽しめる。書店の落ち着いた雰囲気を基調にしながら、同店のシンボルカラーの赤をアクセントに、シックなデザインに仕上げた。ワークスペースとしても使えるように配慮し、全てのカウンター席に電源を設置する。
ハワイの工場で豆を焙煎(ばいせん)する際に、独自の製法でナッツなどの香り付けをしたフレーバーコーヒーをメインに提供する同店。甘い香りが広がるため、コーヒーが苦手な人でも楽しむことができるという。「コーヒー」(352円)や「カプチーノ」(407円)、「カフェラテ」(396円)など、10種類を用意。コーヒーを購入する際には、常時12種類そろえるフレーバーから好みのものを選べる。バニラの優しい香りにマカダミアナッツの香ばしさを加えた「バニラマカダミア」やキャラメルの甘い香りの「バニラキャラメル」、ナッツの芳香な香りと豊かな風味を感じる「ライオンヘーゼルナッツ」など、気分に合わせて楽しむことができる。豆の品質や抽出方法にこだわる「スペシャリティコーヒー」は、4種類用意。ハワイのコナ産の豆を使う「コナ100%」(539円)や、ちっ素ガスを使い抽出することでクリーミーな口当たりに仕上がる「ナイトロ」(572円)などを提供する(以上、トールサイズ)。
サンドイッチをメインに、フードメニューも用意。イタリア産の生ハムを使う「プロシュート&モルタデッラ」(528円)や、香ばしく薫製したサーモンと完熟アボカドを挟む「スモークサーモン&アボカド」(528円)など、6種類を用意。いずれも、ほんのりとした甘さの「ワッフル」か、柔らかいフランスパン「ソフトフランス」の2種類のパンから選べる。
新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温、飲食以外の時間のマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、レジカウンターと各テーブルにパーティションを設置する。
取材したオープン初日は、行列ができるほど多くの来店客でにぎわっていた。兼松さんは「日本人にはあまりなじみがないが、その日の気分に合わせて選びながら楽しめるコーヒーなので、一度試してほしい。新型コロナ禍でハワイに行くことが難しいので、当店でハワイの雰囲気を感じながら、ゆっくりとした時間を過ごしてもらいたい」と話す。
営業時間は10時~21時。