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浜松にブティック「トップシェル」-元エンジニア、妻とともに開業

「トップシェル」の店舗外観

「トップシェル」の店舗外観

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 浜松・入野にブティック「Top shell(トップシェル)」(浜松市西区入野、TEL 053-523-7403)がオープンして1カ月半が過ぎた。

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 昨年11月22日にオープンした同店。オーナーの永岡康則さんはもともとエンジニアで、20数年務めた会社を昨年辞め、妻の裕美さんと2人で始めた。「夫婦で始めることだったので、『いい夫婦の日』にオープン日を選んだ。人を喜ばせることのできる何かをしたいと思っていた。それを考えているうちに洋服屋という形になった」と永岡さん。出店場所も「地域に少しでも貢献したい」と、駅中心街ではなく郊外の物件を探したという。

 店舗面積は約28坪。外観は白い壁と木の扉が特徴。施工は大阪の会社に頼んだという。「商売をするのはもちろん初めてで予算の問題もあったが、建物などにもこだわりたかった。昔から気になっていた会社があったので、ここしかないと思っていた」と永岡さん。「丸1日寝ずに店のコンセプトやイメージをまとめた資料を作って送り、頼み込んだ。工事期間中、施工会社の従業員の人には浜松のホテルに泊まりこんで作業してもらった」と振り返る。

 女性用の洋服・雑貨とアロマオイルをメーンに販売する同店。1階は洋服をディスプレーし、幅広い年齢層のレディスウエアを取りそろえる。2階はフリースペースのような空間で、ここでは客が茶や菓子を片手に歓談が楽しめる。

 中でも、フィッティングルームは3畳ほどの広さを確保し、2畳ほどの大きな鏡を設置した。試着はファッションショーのように楽しむこともできる。「服を探して帰るだけでない、お客さんがゆっくりくつろげる場所にしたかった」と永岡さん。今後は2階をマッサージやエステ、パソコン教室、雑貨の展示販売などのスペースとして貸し出すことも予定しているという。

 永岡さんは「先のことばかり考えて不安を抱いている人も多いと思うが、今を楽しまなければ生きられない。ここに来て楽しいと思える、前向きになれる場所を作りたい。服は手段であって目的ではない。この店がハブになり、いろいろ出会いがあり、輪が広がっていけば」とも。

 営業時間は11時~18時。

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