浜松駅ビル「メイワン」(浜松市中区砂山町)の北側壁面に現在、サンタクロースへのメッセージが光文字で点灯されている。
光学機器製造の「パイフォトニクス」(東区)の池田貴裕社長は、新型コロナ禍の影響で閉塞感が続く中で、街中に明るい話題を届けたいと考え同企画を考案。「クリスマス・メッセージ・ライトアップ ~サンタさんにメッセージを届けよう~」と題して、クリスマスの24日と25日の両日、サンタクロースに向けたメッセージを光文字にして、同ビルの壁面に投光している。
24日のメッセージは「サンタさんへのお願い事」をテーマに、ツイッターで募集。投光は、一般的なプロジェクターと比較して100倍程度の照度のため、十分な視認性を得るという同社のLED照明機器を使う。一文字が約6メートル四方の大きさで、5文字を超える場合はスクロールして表示。「ウナギ タクサン タベタイナ」、「ワガヤニ エントツ アリマセン」、「ケッコンデキタヨ!アリガトナ!」など、ユニークなメッセージが100通ほど寄せられ、街中を明るく照らしている。メッセージが採用された中から6人に、地元特産品などをプレゼントする。
通りすがりに見学した権田洋介さんは「いつもよりクリスマスらしさが感じられた。鮮やかでとてもきれい」と笑顔を見せる。25日には、「サンタさんへの感謝の気持ち」をテーマにメッセージを募集して、投光。池田社長は「コロナの影響でまだ活気が戻っていないと感じているため、少しでも街中が明るくなるように企画した。市民がほっこりするようなメッセージを照らすことができうれしい」と話す。
点灯時間は17時~19時。「サンタさんへの感謝の気持ち」メッセージは12月25日15時まで、公式ツイッターアカウント(@HOLOLIGHT_tweet)で募集している。