遠鉄百貨店(浜松市中区砂山町、TEL 053-457-5256)で現在、地元飲食店などのユニークな恵方巻を集めたフェア「デパ地下の恵方巻」を開催している。
同店によると、インターネットで事前に注文し、節分当日に店頭で受け渡しする販売方法の需要が年々増加しているという。通常の店頭販売も行うが、今年はインターネット上で取り扱う参加店舗数と商品数を例年より充実して開催。事前に受注することにより、当日の混雑を緩和でき、フードロス問題の解決にもつなげる。
地元飲食店をはじめとする約20店舗が出店し、各店の趣向を凝らしたユニークな恵方巻きをそろえる。「ネット注文により、事前に受注数を把握できるため、普段出品できない地元飲食店の商品も販売できる」とマーケティング戦略課の堀内重孝さん。
すし店「菊一本店」(中区)の「十種十色巻」(1,080円)は、エビやアナゴ、卵焼きなど10種類の具材が入り、とびっこを混ぜたシャリを巻き付けて色鮮やかに仕上げる。浅蒸しの浜松風ウナギ専門店「うなぎ徳」(中区)の「うなぎ恵方巻」(1,296円)は、ウナギのかば焼きやかんぴょうなどが入る。スタンダードな恵方巻のほかに、変わり種のスイーツ恵方巻も提供。洋菓子店「サン・ラファエル」(東区)の「お菓子な恵方巻」(800円)は、フルーツをスポンジで包み、ココアパウダーを混ぜた黒いクレープ生地をのりに見立てて巻き付け、恵方巻きのように仕上げる。このほか、今回から初出店となる創業約140年のすし店「鮨処五代目山口屋」(中区)の「恵方巻」(1,500円)や、和食居酒屋「柊Japanesedining(ひいらぎジャパニーズダイニング)」(東区)の「ローストビーフ巻」(2,860円)など、約35種類の恵方巻をそろえる。
早いタイミングから受け付けを開始し、例年より順調に受注しているという。堀内さんは「地元の老舗店や有名店の恵方巻も例年より多く取りそろえているので、楽しんでもらえれば」と話す。
注文は1月31日14時まで、同店公式ホームページで受け付ける。商品は2月3日に店内専用窓口で引き渡す。指定の場所までタクシーで届ける有料サービスも用意する。