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浜松・東若林町に居酒屋 元すし職人の店主による海鮮料理そろえ

「気軽に足を運んでほしい」と話す店主の遠藤さん

「気軽に足を運んでほしい」と話す店主の遠藤さん

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 居酒屋「旨味処 遠」(浜松市南区東若林町、TEL 053-442-8707)が1月11日、リニューアルオープンした。

元すし職人の店主による「握りすし」

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 店主の遠藤正徳さんは、市内のすし店で15年間修業した後に、中区田町で自身のすし店を経営していたが、体調を崩したことをきっかけに閉店。その後、2009(平成21)年にオープンした居酒屋「だいにんぐ・わ」に、開店当時から店長兼料理長として勤務してきた。積み重ねた経験を生かして、自身2度目となる店を開店したいと考えた遠藤さん。オーナーに話を持ち掛けたところ、同店の営業権を譲渡してもらう形で、リニューアルを決めた。店名を変更し、メニューも新たに見直してオープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約30坪。テーブル8席、座敷12席、カウンター8席の計28席。店内は和風デザインで、落ち着いて食事ができる雰囲気。ファミリー層も気軽に来店してほしいと考え、禁煙で営業する。

 すし職人として培った経験を生かした海鮮料理やすしを中心にメニューを用意。県内産を中心に、新鮮で質の良い魚を見定めて仕入れるという。マグロや白身魚の刺し身をのせた「海鮮サラダ」(800円)は、自家製の中華風ドレッシングでピリ辛に仕上げる。どんぶりで提供する茶わん蒸し「どんぶり蒸し」(1,000円)は、約3人前のボリュームある品。トマトやチーズ、ハムを入れる「イタリアン風春巻き」(300円)は、ピザのような風味で、カリッとした食感を楽しめる。

 マグロやカンパチ、ブリなどを10貫セットにした「握りすし1人前」(1,000円~)は、旬のネタを使い日替わりで提供。マグロやイクラなどのネタとシャリを別に盛り付けて用意する「ちょこっと手巻き寿し」(800円)は、自分でのりを巻いて楽しむことができる。このほか、「カリフォルニアロール」(550円)や「穴子ロール」(700円)などをそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温、食事以外の時間はマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。各テーブルに、除菌用シートとアルコールを設置。密を避けるため、椅子を通常の半数に減らしてレイアウトする。

 オープン後は、リニューアル前からの常連客を中心に新規の来店客も訪れ、順調な滑り出しだという。遠藤さんは「嫌なことがあっても楽しい気持ちになって帰ることができる雰囲気の店なので、まずは一度足を運んでもらえれば」と話す。

 営業時間は、11時30分~14時、17時~23時(土曜はランチ営業なし)。日曜、第3月曜定休。

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