ひつまぶし専門店「ひつまぶし長楽 浜松店」(浜松市中区千歳町103-2、TEL 090-9180-8314)が1月8日、オープンした。
同店は、名古屋名物のウナギ料理「ひつまぶし」の専門店として、2019年に豊橋駅前に創業。翌年、豊橋市内に2号店を出店し、運営してきた。ウナギは浜松の名産品のため競合店が多いが、ひつまぶし専門店は見かけないため、需要が見込めると考えた同店。3号店として、浜松店の出店を決めた。
店舗面積は約25坪。テーブル席44席、カウンター席5席の計49席を用意。店舗デザインは、赤と黒をアクセントカラーに使い、和風の落ち着いた雰囲気に仕上げた。
新鮮で状態の良いウナギを見定めて仕入れ、米は魚沼産のコシヒカリを使う。独自に配合したタレを三度付けして関西風に焼き上げ、皮はパリッと、身はふっくらとした食感に仕上げる。ウナギ本来の風味を引き立たせるため、シンプルに味付けしたカツオベースのだしを注ぎ、お茶漬けのようにして楽しむ。
ウナギをまるごと1匹使う「ひつまぶし長(ちょう)」(4,378円)は、食べごたえあるメニュー。「ひつまぶし御膳」(5,478円)は、ウナギ1匹に加え、肝吸いやサラダ、キュウリとウナギをあえた酢の物「うざく」などがセットになる。このほか、だし巻き卵でウナギを包む「う巻き」(1,540円)や、タレで焼き上げる「肝焼き」(880円)、一口サイズのちくわにワサビ漬けを添える「豊橋名産ヤマサの豆ちくわ わさび漬け」(660円)などをそろえる。
新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温、飲食時以外はマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。飛まつ防止のため、カウンター席にはパーティションを設置する。
新型コロナ禍の感染拡大を受け難しい経営環境に置かれるが、今後は、広告や出前サービスを開始して集客につなげていくという。店長の森野雅博さんは「浜松といえばウナギなので名店も多いが、健闘していきたい。ほかにはない当店ならではのひつまぶしを提供しているので、一度試してもらえれば」と話す。
営業時間は11時~14時30分、17時~21時(まん延防止対策実施中は20時まで)。