カフェ「CAFE & BAKE C’EST BON(カフェアンドベイク セボン)」(浜松市中区北田町、TEL 080-7688-5679)が2月2日、オープンした。
店主の中西素子さんは、元々飲食業界とは無縁だったが、結婚後、子どもと一緒に菓子や食事を作る中で、料理の魅力を感じるようになった。「多く作りすぎてしまった時などに、友人や知人に食べてもらうと、とても喜んでもらえた」と中西さん。自身の作ったもの喜んでくれる人がいるならと考え、カフェでのアルバイト経験を経て、オープンにこぎ着けた。店名の「セボン」は、フランス語で「おいしい」や「いいね」の意味。特別なものではなく、日常の中で「ちょっといいね」と感じてもらえる店づくりを目指す。
店舗面積は約10坪。テーブル席12席、カウンター席2席の計14席を用意。店内は、コンクリート調の壁とムク材の家具を組み合わせ、温かみのあるシンプルモダンなデザインに仕上げた。
国産の全粒小麦粉やきび砂糖、季節ごと旬の食材を使ったマフィンやクッキーなどの焼き菓子を、店内で手作り提供する。約50種類のメニューをそろえる創作マフィンは、日替わりで常時5、6種類を用意。フワッとした食感に焼き上げる「チョコバナナのマフィン」は、定番メニュー。「ベリーのココアチョコマフィン」は、ブルーベリーとラズベリーの甘酸っぱさとチョコレートの甘みの組み合わせを楽しめる。総菜系マフィンとして、炒めたベーコンと浜松産の菜の花を入れた「菜の花とベーコンのおかずマフィン」や、チーズをのせて焼き上げる「ツナオニオンのおかずマフィン」(以上、253円)などを用意。ほかにもクッキーやスコーンなどの焼き菓子をそろえる。
ドリンクメニューは、コーヒー豆専門店「コーヒー屋ポンポン」(中区)で焙煎(ばいせん)した豆を使うオリジナルブレンドの「コーヒー」(330円)や、アメリカのポートランドに拠点を持つ紅茶メーカー「スミス・ティーメーカー」の茶葉を使った「紅茶」や「ハーブティー」(各330円)などを用意。ほかにもマシュマロとチョコソース、カカオニブをトッピングして仕上げる「有機チョコレートドリンク」(462円)などをそろえる。
新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。アルコール消毒と飛まつ防止のためのパーティションを各テーブルに設置する。
オープン後は、知人の紹介やSNSで評判が広がり、焼き菓子は連日売り切れが続くほど、順調な滑り出しだという。「今後は、食事やスープなどのメニューを充実していきたい」と中西さん。「いつでも気軽に足を運んでほしい。普段の忙しい生活の中で、ほっと一息ついてもらえれば」とも。
営業時間は10時~16時。土曜・日曜・祝日定休。