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ザザ中央館に海鮮丼と小鉢料理店 地元食材使った40種類の日替わり小鉢提供

「街中を盛り上げるきっかけになればうれしい」と話す店長の廣田さん(中)とスタッフ

「街中を盛り上げるきっかけになればうれしい」と話す店長の廣田さん(中)とスタッフ

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 「ザザシティ浜松中央館」(浜松市中区鍛冶)内のフードコート「はままつ楽市」に2月5日、海鮮丼と小鉢料理店「鍛冶や」(TEL053-459-4486)がオープンした。

40種類の日替わり小鉢料理

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 地元の飲食店が並ぶ「はままつ楽市」は、浜松の食の魅力の発信を目指す同館内のフードコート。洋食店やベーカリー、中華料理店などのさまざまなテナントがそろうが、和食と日本酒を提供する店がなかったため、新たな需要を取り込もうと、同館の直営店としてオープン。館長の廣田誠さんが店長を兼任し、店舗イメージを監修。温かみを感じる手作りの和食と日本酒を提供し、気軽に立ち寄れる居心地の良い店を目指す。

 店舗面積は約5坪。店頭には天竜杉で作った看板を掲げ、カウンターにずらりと並ぶ日本酒が目を引く。施設内のイートインスペースで食事でき、気軽に立ち寄れるようにと、店舗横には立ち飲み用の「チョイ飲みカウンター」を設ける。

 季節に応じて状態の良い魚を見定め仕入れる。ワサビは、静岡県産の刻んだ茎ワサビを混ぜ合わせたものを使う。マグロやタイ、イカなどを乗せる「海鮮丼」(1,200円)や、ちくわと長ネギをゴマ油であえた創作丼「まかない丼」(700円)、しょうゆベースの特製だれに1晩漬け込んだ一口サイズの刺し身を載せた「漬け丼」(900円)などを用意する。

 小鉢料理は、できる限り地元食材を使い、店内で手作りする。約40種類のメニューをそろえ、常時7、8種類を提供。森町産のこんにゃくを使う「ピリ辛こんにゃく」や浜松産の「セロリの浅漬け」(以上、200円)などを用意。「どれも食べきりサイズなので、好みの小鉢を並べて楽しんでほしい。毎日来ても飽きずに楽しめるように日替わりで用意している」と廣田さん。

 日本酒は常時7種類を用意。「花の舞酒造」(浜北区)の「日本刀」(600円~)などの地元銘柄をはじめ、秋田県「秋田酒類製造」の「高清水」(700円)や岐阜県「蔵元林本店」の「百十郎」(1,000円)などを全国から取り寄せる。

 新型コロナウイルスの対策として、来店時に手指のアルコール消毒を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は定期的な換気を徹底する。

 コロナ禍の影響で人通りは少ないが、高齢者層や女性客など、ランチタイムの集客は順調だという。廣田さんは「まん延防止等重点措置発令中の難しいタイミングだったが、こういう時だからこそオープンした。当店のオープンが、明るい話題になり、少しでも街中を盛り上げるきっかけになれば」と話す。

 営業時間は11時~22時(金曜・土曜は23時まで)。まん延防止対策実施中は20時まで。アルコールは提供しない。

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