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浜松・佐鳴台にアメリカントラッドのセレクトショップ 湘南出身の店主が浜松に移住し出店

「気軽に足を運んでほしい」と話す、店主の長沼さん

「気軽に足を運んでほしい」と話す、店主の長沼さん

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 メンズファッションのセレクトショップ「CITRON(シトロン)」(浜松市中区佐鳴台、TEL 053-458-5315)が3月15日、オープンした。

アメリカントラッドとアイビースタイルの服をそろえる店内

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 店主の長沼巧佑さんは神奈川県の湘南出身で、服飾専門学校「文化服装学院」を卒業後、都内のアメリカントラッドの洋服店で店長として10年ほど勤務してきた。いつか自分の店を持ちたいと思い描いていた長沼さん。妻の裕子さんが袋井市出身のため、何度も浜松に訪れるうちに、海もあり暖かく静かな環境の浜松に魅力を感じる様になった。地元に店を開こうという考えもあったが、人が多く喧騒の中にある湘南ではなく、より落ち着いた場所に開店しようと、昨年2月に浜松に移住。準備期間を経て、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約10坪。店舗デザインは、長沼さんの趣味のサーフィンを表現した白色を基調に、真鍮(しんちゅう)や木材を使いクラシックで落ち着いた雰囲気を演出する。

 アメリカを起源とする伝統的なカジュアルファッション「アメリカントラッド」や「アイビースタイル」の洋服を中心にそろえる。「売るためだけの服ではなく、着心地や着ること自体を楽しめる服を扱っている」と長沼さん。日本のアイビールックの起源となったデザイナーが約30年前に立ち上げたブランド「SOUTIENCOL(スティアンコル)」の「ボタンダウンシャツ」(1万8,480円)は、えり周りにこだわり、ミリ単位でデザインした定番商品。「D.C.WHITE(ディーシーホワイト)」のオールシーズン着ることができるブレザー「紺ブレ」(5万5,000円)は、国内の生地メーカーが米軍のために生産した90年代のコットン生地を使う。このほか、国内ブランド「WORKERS(ワーカーズ)」の細いシルエットと結び安さが特徴のシルク製の「ノットタイ」(8,250円)や、はき心地を追求して柔らかく織り上げたデニム生地を使う「ジーンズ」(1万9,800円)などをそろえる。「どれも経年変化した時の雰囲気まで考え込まれて作られている。はやり廃りと全く関係のないスタイルなので、いつまでも着ることができる」と長沼さん。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、常に出入り口を開けて換気を徹底する。

 長沼さんは「作り手の顔が見えるようなアイテムをそろえているので、一つ一つの洋服の背景までを知ってもらいたい。来店する人のライフスタイルに溶け込めるような店にしたい」と話す。

 営業時間は12時~18時。 火曜・水曜定休。

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