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浜松で「平和を願う缶バッジ」販売 ウクライナ支援のため障がい者がデザイン

缶バッジ製作を担当する「ゼロベース」利用者

缶バッジ製作を担当する「ゼロベース」利用者

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 障がい者支援施設「NPO法人すだち」の運営する生活介護事業所「ゼロベース三ヶ日」(浜松市北区三ヶ日町宇志、TEL 053-524-1202)が3月11日、「平和を願う缶バッジ」の販売を始めた。

2種類のデザインを用意する「平和を願う缶バッジ」

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 2017(平成29)年に開設した同施設は、地域の障がい者支援のための通所型生活介護事業所。施設長の平澤文彦さんは、ロシアによるウクライナ侵攻に対して強く憤りを感じ、何かできないかと考えた。同施設では10年ほど前から、利用者が描いた絵の展覧会「アート展」を年に一度開催し、地域とのつながりを築いてきた。アートを通じて平和に貢献しようと、利用者が手がけるオリジナル缶バッジを制作。材料費を除いた利益を、ユニセフを通してウクライナに寄付することを決めた。

 同施設では、約10年前に缶バッジを製作する機械を導入。デザインをパソコンに読み込み印刷して、オリジナル缶バッジを製作。アート展の企画として缶バッジ販売や、企業や個人から依頼があった場合には受注販売を行ってきた。

 「平和を願う缶バッジ」は、製作と袋詰め作業を利用者が分担して行う。デザインも利用者が手がけ、「ピースマーク」と「NO WAR」の文字を描いた2種類を用意し、それぞれ4パターンの色をそろえる。平和への思いを書いたメッセージカードも同封する。「平和のために誰にでもできることがある。戦争に反対する思いは皆が同じ様に持っている」と生活支援員リーダーの平出壮一さん。

 テレビで紹介された反響が大きく、まとまった数を注文する人や、購入のために富士市から訪れる人もいるという。平出さんは「平和につながることが一番強い思い。この思いに共感してもらえる人に手に取ってもらいたい」と話す。

 価格は2個セット300円。同施設で販売する。販売時間は9時~17時。土曜・日曜定休。電話注文も受け付ける。

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