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浜松の街中で創作蜂蜜スイーツイベント ビル屋上で採取した蜂蜜「街みつ」使う

「ぶんぶんサンド」を出品する「浜松調理菓子専門学校」の菅原さん(中央左)と学生

「ぶんぶんサンド」を出品する「浜松調理菓子専門学校」の菅原さん(中央左)と学生

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 浜松の中心市街地のスイーツ店で4月2日から、街中で採取した蜂蜜を使った創作スイーツを販売するイベント「ハチとミツのおいしい休日」が開催される。

「はままつ街みつ」を使う創作スイーツ

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 同イベントは、「長坂養蜂場」とデザイン会社「アロー」、食を通じたイベントプロデュースなどを手がける「マスターピース」の3社で構成する「ハチとミツのおいしい台所」が主催。長坂養蜂場は、2019年に街中のテナントの有効利用を促進する浜松市の事業「リノベーションスクール@浜松(企業版)」に参加。同事業で知り合った不動産会社「丸八不動産」の所有する「KAGIYA(カギヤ)ビル」(中区田町)とコラボし、屋上での養蜂に挑戦した。一昨年は約140キロを、昨年は約400キロを採蜜。公募により「はままつ街みつ」と名付けた。長坂養蜂場社長の長坂善人さんは「当初は不安もあったが予想以上に採蜜できた。街中の自然の恵みに驚かされた」と話す。

 当初から、「街みつ」を街中の飲食店に無償提供し、街中の活性化を図るイベントを計画していたが、感染拡大を受け断念。感染状況を考慮し今年1月、街中のスイーツ店8店舗と浜松調理菓子専門学校に声をかけ、同イベントの開催を決めた。

 さまざまな花の蜜が混ざり、すっきりとした味わいが特徴の「街みつ」を使い、各店が同イベントのために創作したスイーツを用意。「キルフェボン浜松」の「浜松市産“はままつ街みつ”のショートケーキタルト」(1ピース=950円)は、ヨーグルトクリームとフワフワのスポンジ生地を使い、蜂蜜ソースで華やかな味わいに仕上げた。「地元企業とのコラボは初めてなので、地域貢献につなげたい」と店長の中重友希さん。「snowflake(スノーフレーク)」は、爽やかな風味が特徴のプリン「まちりん」(600円)を用意。「浜松調理菓子専門学校」の学生4人が創作した「ぶんぶんサンド」(198円)は、軽い食感のサブレ生地に風味の良いバターと「街みつ」を合わせたクリームサンド。長坂養蜂場が運営するスイーツ店「はちみつスイーツアトリエ」で、土曜・日曜限定で販売。「企業とコラボできる貴重な経験を通して成長できた。何度も試作を重ねて作り上げたスイーツを食べてみてほしい」と1年生の菅原美咲さん。同店では、今年4月に採蜜予定の「春のさくら街みつ」(50グラム=500円)も販売する。このほか、「サン・ラファエル遠鉄百貨店」の「ハニーレモンシュークリーム」(380円)や「ATELIER CHOCOLAT ENTRE(アトリエ ショコラ アントゥル)」の「街みつ生チョコレート」(380円)などを提供する。

 期間中、各店舗でコラボスイーツを購入すると、スイーツの描かれたパズルカードを配布。スタンプラリー感覚で各店を巡り、全10種類のカードを集めた人には、「春のさくら街みつ」を贈呈する。

 「感染状況次第だが、8月には飲食店とコラボした企画を計画している」と長坂さん。「急な依頼だったが、協力してくれた各店に感謝している。イベントを通して、街中に人が訪れるきっかけになれば」とも。

 各店の営業時間は公式ホームページで公開する。4月17日まで。

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