ハワイアンカフェ「Loco Pelli House（ロコペリハウス）浜北中条店」（浜松市浜北区中条、TEL 053-585-6999）が4月21日、オープンした。

「ロコペリハウス」のハワイ料理

　オーナーの安部一聖さんは、市内でダイニングバーなどの飲食店の経営を手がける。新型コロナ禍の影響で制限のある生活が続く中で、地域や子どもたちのために何かできないかと検討した安部さん。屋外でキッチンカーを運営することで、来店する人たちに公園や広場のような空間を提供したいと考え、昨年7月にハワイ料理のキッチンカー「ハピネスキッチンロコペリ」をオープンした。マルシェなどのイベントに出店し、順調に運営してきた中で、常連客からの店舗として出店してほしいという声を受け、同店のオープンを決めた。

　店舗面積は約23坪で、テーブル席のみ14席を用意。店内は、ハワイをモチーフにした雑貨やアートなどを飾り、開放的でリラックスした空間を演出する。

　ハワイ料理を中心に約30種類のメニューをそろえる。濃厚なエビソースの中にエビとブロッコリー、マッシュルームを入れた「アメリケーヌシュリンプ＆スフレオムレツプレート」（1,738円）は、フワフワの食感のオムレツを添えて提供。ジューシーなハンバーグに目玉焼きを載せたハワイの定番料理「ロコモコプレート」（1,408円）は、オリジナルのグレービーソースで仕上げる。国産鶏もも肉を自家製しょうゆダレに12時間漬け込む「ロコペリチキンプレート」（1,408円）は、脂のしつこさを抑えたハワイ風唐揚げ。いずれのプレートメニューも、サラダとマッシュポテト、フルーツ、手作りの野菜スープをセットにする。このほか、ハワイで人気というフカフカの食感が特徴のドーナツ「マラサダ」（220円）などを用意する。

　新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、換気システムを導入し、常に窓を空けて換気を徹底。各テーブルにアルコール消毒を設置する。

　オープン後は、地域の人を中心に来客があり、テークアウトの注文も多く、順調な滑り出しという。安部さんは「地域の人に喜んでもらい、笑顔になってもらうことが目的。いつも笑顔で元気に迎えることを約束するので、気軽に足を運んでもらえたら」と話す。

　営業時間10時～19時。月曜定休。