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浜松・二俣町の自転車店が移転リニューアル 自然に囲まれた自転車愛好家の拠点として

「ハッピー&スラッピー」店主の伊藤さん

「ハッピー&スラッピー」店主の伊藤さん

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 自転車店「HAPPY&SLAPPY(ハッピーアンドスラッピー)」(浜松市天竜区二俣町二俣)が4月1日、リニューアルオープンした。

無骨ながら温かみを感じる雰囲気の店内

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 店主の伊藤幸祐さんは、大学卒業後に会社員として勤めていたが、好きなことを仕事にしたいと転職。名古屋市の自転車店で5年間ほど修業し経験を重ねた。2017(平成29)年に、実家が経営する東区のオートバイ店に併設する形で自身の店をオープンした。順調に経営してきたが、豊かな自然に囲まれサイクリングに人気があるという天竜区エリアで、自転車愛好家の拠点となるような店にしたいと考え、移転リニューアルを決めた。熱心な愛好家はもちろん、初めて自転車を趣味とする人へのサポートもできる店を目指す。

 店舗面積は約15坪。元々あったテナントの内装を全て解体し、壁や床の塗装や家具の設置までを全て店主自らが改装。古い建物が持つ味のある雰囲気はそのまま残し、武骨だが温かみのある空間に仕上げた。商店街の通り沿いに位置するが、「田舎の裏路地を進んだ先にあるワクワク感」を演出しようと、店舗の裏側を出入り口にする。

 クロモリという耐久性の高い金属フレームにこだわり、約10社の自転車メーカーを取りそろえる。アメリカのメーカー「サーリー」の自転車は、「完成車」(13万円~)から、ハンドルやタイヤなどを使う人に合わせて組む「カスタムオーダー自転車」(20万円~)まで扱う。国産メーカー「東京バイク」の「シティバイク」(6万円~)は、中高生の通学や、気軽な街乗りに最適という。「適切なメンテナンスをすれば、40~50年乗ることができ、親子で乗り継ぐこともできる。継ぎ足しのタレのようなイメージで、長く使い続けてほしい」と伊藤さん。

 国内外のメーカーの自転車関連グッズも約300点そろえる。アメリカ産のスポーツサンダル「ベッドロックサンダル」(19,250円)は、滑りにくい素材「ビブラムソール」を使い、全てのベルトの微調整ができるためフィット感が良いという。このほか、「Raw Low Mountain Works(ローローマウンテンワークス)」の「バックパック」(18,700円)や「サコッシュ」(6,600円)、サドルレールやサドルバッグにワンタッチで取り付けできる「BLUE LUG(ブルーラグ)」の反射板「三角リフレクター」(1,980円)などを用意。テントやクッカー、バーナーなどのアウトドアグッズも取り扱う。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、常に出入り口を開けて換気を徹底する。

 店舗の2階にカフェ、隣には系列のギョーザ店があるため、行き来しながらのんびりと滞在できる。伊藤さんは「自転車のことならジャンルを問わず何でも相談してほしい。自然豊かなこの地域でゆったりと過ごしてもらえたら」と話す。

 営業時間は12時~19時。水曜・木曜定休。

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