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浜松・東町におにぎり専門店 「食の安全」に配慮した手作りおにぎり提供

手作りのおにぎりを提供する「むすび」店主の小名木さん(右)と妻で店長の恵さん(左)

手作りのおにぎりを提供する「むすび」店主の小名木さん(右)と妻で店長の恵さん(左)

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 おにぎり専門店「むすび」(浜松市南区東町、TEL 053-589-5871)がオープンして1カ月がたった。

食の安全に配慮した「むすび」のおにぎり

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 店主の小名木勇人さんは、ファスティングやグルテンフリーなど、健康に配慮した食生活を心がける中で、老若男女問わず安心して食べられる食事を提供する店を作りたいと検討。旅行先の沖縄で出合ったポークランチョンミートと卵焼きをご飯で挟むご当地グルメ「ポーク卵」をヒントに、「食の安全」に配慮した食材を使うおにぎり専門店として、同店のオープンを決めた。「人と人を結ぶ 人と食を結ぶ」をコンセプトに、店名を「むすび」と名付けた。

 店舗面積は約8坪で、テークアウト専門で提供。店内は、昔懐かしい温かみを感じる雰囲気の和風デザインに仕上げた。

 できる限り添加物や保存料を使わず、一つ一つ店内で手作りする。鳥取県の契約農家から仕入れる「コシヒカリ」は、しっかりとした粒の食感とツヤがあり、米本来の甘みを楽しめる。玄米の状態で温度管理し、精米したばかりのものを提供することで、1年を通して新米のような風味を感じられるという。水はごはんがふっくらと炊きあがるという電解水素水を、塩は約10種類の中から選び抜いた宮城県産の「伊達の旨塩(うましお)」を使う。「シンプルな食品だから食材が命。納得いくものだけにこだわって仕入れている」と小名木さん。

 「おにぎり」は、常時約15種類をそろえる。毎朝店内で焼き上げる塩サケを入れた「大人のサケ」(210円)は、ユズコショウで風味付けして仕上げる。麺つゆと揚げ玉、ネギを混ぜた「たぬき」(170円)は、小さな子どもにも人気があるという。このほか、食材本来の味を楽しめるという「塩むすび」(130円)や、ゆでたエダマメと鶏そぼろを混ぜ合わせた「枝豆そぼろ」(210円)などを提供する。

 「おにぎりバーガー」は、ランチョンミートと甘口の卵焼きをご飯とノリで挟む「プレーン」(350円)をはじめ4種類を用意。プレーンをベースに、豚肉の脂身を炒めて作る甘口みそを入れた「油みそ」(390円)や「おかか」(390円)、「梅」(390円)をそろえる。サイドメニューとして、飛騨高山産のみそを使う具だくさんの「豚汁」(280円)や沖縄産茶葉の「水出しさんぴん茶」(220円)なども用意する。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。店内は、常に出入り口を開けて換気を徹底。密を避けるため、一度の入店人数を制限する。

 オープン後は、連日売り切れが続くほど順調な滑り出しという。小名木さんは「量販されるものにはない、手作りならではの安心でおいしいものを追求していきたい。食材本来が持つ味を楽しめる自慢のおにぎりを一度試してもらえば」と話す。

 営業時間10時~14時(売り切れ次第終了)。土曜・日曜・祝日定休。

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