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浜松・小松に保育園と併設するカフェ新店 働く子育て世代を癒やしたいと

地元産のイチゴをふんだん使う「ぜいたくイチゴのパンケーキ」

地元産のイチゴをふんだん使う「ぜいたくイチゴのパンケーキ」

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 カフェ「CAFE AINOMIYA(カフェアイノミヤ)浜北店」(浜松市浜北区小松、TEL053-581-7881)が4月28日、オープンした。

浜松産ブランド牛「峯野牛」を使う「ステーキ丼」

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 システム開発や保育園の運営などを手がける「愛ノ宮」(袋井市)が運営する同店。新しい事業展開を検討する中で、「子どもを連れて気軽に楽しめる店が少ない」という同僚の声をヒントに、託児スペースのあるカフェを作ろうと考え、2017(平成29)年に1号店をオープン。2号店となる同店は、2019年に開園した「浜名愛ノ宮保育園」と併設して同時オープンする予定だったが、新型コロナの感染拡大の影響を受け延期。保育園の運営が軌道に乗り、感染対策を十分に整えた店なら開店できると判断し、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約42坪で、テーブル席のみ46席を用意。店内は、韓国風デザインをイメージし、モノトーンを基調にシンプルで清潔感のある雰囲気に仕上げた。各席に取り付けたカーテンで間仕切りすることで、プライベートな空間の個室として利用できる。

 併設の保育園と連携して、「一時保育サービス」(1時間あたり、0歳児=800円、1歳児=700円、2~5歳児=600円)を提供する。カフェ利用者は初回に限り2時間まで無料で子どもを預けられる。「安心と安全を第一に運営している。忙しいママにゆっくりと食事を楽しんでほしい」と社長の大石隆久さん。

 地産地消の食材を多く取り入れたメニューをそろえる。浜松産のブランド牛「峯野牛」を使う「ステーキ丼 イチボ」(3,500円)は、ニンニクしょうゆと和風玉ねぎソース、塩を添えて提供。栄養バランスに配慮した「グリルチキンと雑穀米のサラダ」(800円)は、浜松と磐田産の野菜を使う。

 パティシエによる創作スイーツも提供。神奈川県のブランド卵を使う「鳳凰卵(ほうおうらん)の濃厚プリン」(390円)は、トロッとした食感と濃厚な黄身の味、バニラビーンズの風味を楽しめる。フワフワの食感に仕上げるため、注文を受けてから焼き上げるパンケーキは約15種類用意。その日に仕入れた地元産のイチゴをふんだん使う「ぜいたくイチゴのパンケーキ」(1,540円)やサクラ味のクリームを載せて求肥で包む「さくら」(1,540円)、まろやかなバターと粒あんの組み合わせを楽しめる「あんバター」(1,320円)などをそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒と検温を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化する。

 オープン後はゴールデンウィークと重なり、行列ができるほど多くの来客があったという。大石さんは「働きながら子育てする方を癒やしたいと思いオープンした。ちょっと疲れた時に、おいしいものを食べに足を運んでもらえたら」と話す。

 営業時間11時~19時(土曜・日曜は21時まで)。月曜・火曜定休。

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