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浜松・神原町に焼き菓子専門店 「気軽に立ち寄れるおやつ屋さん」目指し

「気軽に足を運んでほしい」と話す店主の神村さん

「気軽に足を運んでほしい」と話す店主の神村さん

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 焼き菓子専門店「おやつ工房歩々(ほほ)」(浜松市西区神原町、TEL090-5624-3264)が4月27日、オープンした。

しっとりとした食感に焼き上げる「米粉の焼きドーナツ」

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 店主の神村歩さんは、高校卒業後、洋食店やカフェなどの飲食店で料理人として7年ほど経験を重ねた。結婚と出産を経て、子育てが落ち着いたタイミングで、自分のペースで働ける店をつくりたいと検討。準備期間としてパン専門店に2年ほど勤務した後に、自宅の敷地内に店舗を建て、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約3坪で、テークアウト専門で運営。店舗の外壁はミルキーグリーン色に塗装し、「ナチュラルなかわいいおやつ屋さん」をイメージしてデザインした。

 米粉や小麦粉、きび糖などの食材は国産にこだわる。できる限り化学調味料や添加物を使わず、カロリーを抑えた菓子を手作りすることで、食の安全に配慮。くどくないシンプルな味で、毎日食べても飽きない菓子作りを心がける。

 メニューは、その日に仕入れた食材によって日替わりで提供。油で揚げずに、しっとりとした食感に焼き上げる「米粉の焼きドーナツ」は、約10種類を用意。イチゴチョコでコーティングした「ストロベリー」(280円)や生地に抹茶パウダーを混ぜ合わせた「抹茶」(200円)、アールグレイ茶葉の風味とホワイトチョコの組み合わせを楽しめる「紅茶」(280円)などをそろえる。クマの型に入れて蒸し焼きする「クマさんのプリンアラモード」(300円)は、生クリームと季節のフルーツをトッピングして仕上げる。旬の食材を組み合わせて創作する「マフィン」は、約20種類のメニューの中から常時3、4種類を用意。スイーツ系の「ブルーベリークリームチーズ」(320円)や「オレンジと紅茶」(280円)、総菜系の「ウインナーチーズ」(280円)などをそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時にマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。密を避けるため、混雑する場合はソーシャルディスタンスを保つように呼びかける。

 今後は、地元農家と提携して市場に出回らない野菜を使った菓子やゼリーなどの販売も計画している。神村さんは「昔ながらの駄菓子屋さんのように、地域の子ども達が気軽に立ち寄れるような店を目指している。安心して食べられる菓子を提供して、地域の人に愛される店になれたら」と話す。

 営業時間は10時~16時(売り切れ次第終了)。水曜・金曜のみ営業。

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