「はままつフルーツパーク時之栖」(浜松市北区都田町、TEL 053-428-5211)で5月21日・22日、「第1回浜松かき氷祭」が開催される。
フルーツパーク産のイチゴを使う「TAKOYAKI kinoko」のかき氷
「浜松かき氷祭実行委員会」が主催する同イベント。代表の山本哲広さんは、夏季限定でかき氷を提供するたこ焼き店「TAKOYAKI kinoko(タコヤキキノコ)」(北区)を、2018(平成30)年から運営している。昨年4月に、全国のかき氷店を一堂に集めた奈良県のイベント「ひむろしらゆき祭」に参加した山本さん。コロナ禍の影響で限定開催だったが、参加をきっかけに、地元浜松のかき氷店の魅力を広めたいという思いが強くなったという。同時に、かき氷店同士のつながりを作りたいと考え、市内のかき氷店に声をかけ、同イベントの開催を決めた。試験的に昨年9月、「第0.5回」と題して開催する予定だった同イベントは県の緊急事態宣言と重なり中止。ウィズコロナの意識の高まりを背景に、十分に感染対策を整えた上で、今回の開催にこぎ着けた。
会場は、同園の入園ゲート前の広場。21日は8店、22日は10店が出店し、個性豊かな創作かき氷が約30種類そろう。各店の味を食べ比べできるように配慮し、直径約10センチの小さい器で提供するように統一する。
主催の「TAKOYAKI kinoko」は、フルーツパーク産イチゴの「イチゴミルク」や都田町の豆腐専門店「勘四郎」の豆腐を使うクリームを入れた「黒糖ミルク」などを用意。透明度が高く雑味のない「純氷」を温度管理し、口溶け良く仕上げる。つぼ焼き芋専門店「芋頃」のキッチンカー「芋頃car」は、ペースト状のつぼ焼き芋とカスタードアイスを載せたかき氷を提供。県外にも名前が知られるという有名店「沖縄cafe果報(カフー)」(西区)は、生のイチゴと煮込んだ紅ほっぺシロップをかける「W紅ほっぺかき氷」を用意する。ペンギンやクマをモチーフにしたかわいらしいかき氷を提供する「みつばや」(中区)や、旬の地元産のフルーツをふんだんに使う「メイフルーツ」(浜北区)なども出店する。
新型コロナウイルス対策として、来場時に手指消毒と検温、食事以外の時間はマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。混雑する場合は、ソーシャルディスタンスを保つように呼びかける。
各日先着100組に、市内13軒のかき氷店の情報をまとめた冊子「浜松かき氷ガイドブック」を進呈する。山本さんは「家族や友人と気軽に足を運び、浜松のかき氷店の魅力を知ってもらいたい。今後も継続したイベントにしていきたいと考えているので、応援してもらえたら」と話す。
開催時間は10時~15時。