バク転に特化した体操教室「バク転パーソナル教室浜松店」（浜松市中区泉、TEL 090-7812-4636）がオープンして1カ月がたった。

「バク転パーソナル教室浜松店」店内

　同店は、一昨年8月に名古屋市に創業し、現在全国に11店舗展開。全国新体操選手権で日本一になった経歴を持つ社長の谷俊太朗さんが、新体操の花形のひとつであるバク転を教え、子どもの夢をかなえることが社会貢献になると考え立ち上げた。店長の伊藤開貴さんは浜松市出身で、愛知県の中京大学で水泳部に所属。卒業後は、市内のスポーツクラブでインストラクターとして5年ほど勤務してきた。知人である岡崎市のFC店のオーナーから声をかけられたのをきっかけに、浜松店の出店を決めた。

　店舗面積は約17坪。大人から子どもまで来店しやすく、明るい雰囲気で楽しく体操ができるように配慮し、内装は白色を基調にシンプルに仕上げた。

　完全予約制でインストラクターが個別に教えるため、待ち時間なく練習できる。レッスンは、50分と80分のコースを用意。柔軟体操の後に、ウォーミングアップとして前転や側転などのマット運動をする。その後、ブリッジや後方へジャンプする練習をした後に、実際にバク転に挑戦する。個人差はあるが、早くて４回のレッスンで、時間がかかっても10回程度通えば、大半の人は習得できるという。間隔が短いほど習得率が上がるため、週1回程度の受講を推奨する。「バク転という明確な目標があるので、楽しみながら挑戦できる。年齢や運動能力に合わせてレッスンするので、無理のないペースで身に付けてもらいたい」と伊藤さん。バク転ができた後は、バク宙などのさらに高度な技を習得するためのレッスンも用意する。

　新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。常に出入り口と窓を空けて換気を徹底。体操に使う器具は定期的にアルコール消毒する。

　オープン後は、チアリーディングを学ぶ小学生やダンスを趣味にする人など、大人から子どもまで幅広い年齢層が受講しており、すでに10人がバク転を習得したという。「練習する過程で柔軟性が上がり、全身の筋肉を使うことでトレーニング効果もある。バク転をきっかけにした、新しいフィットネスとして提案していきたい」と伊藤さん。「子供から大人まで、『やってみたい』をサポートするので、気軽に受講してもらえたら」とも。

　営業時間は10時～22時。木曜定休。レッスン料は個人（50分＝4,500円、80分＝7000円）、2人グループ（1人あたり50分＝3,300円、80分＝5,500円）、3人グループ（1人あたり50分＝2,800円、80分＝4,900円）。