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浜松・高丘西に弁当店新店 遠州産野菜の魅力伝えたいと

「地元食材の魅力を伝えたい」と話す花山さん

「地元食材の魅力を伝えたい」と話す花山さん

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 弁当・総菜店「はなやまごはん」(浜松市中区高丘西、TEL 053-525-7105)が5月20日、オープンした。

地元野菜と「香鶏」を使う弁当

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 店主の花山亮子さんは、パン専門店や飲食店などで、調理担当として15年ほど経験を重ねた。培った経験を生かして自身の店を持とうと検討した花山さん。遠州地区で収穫できる豊富な野菜と、知人が養鶏する栃木県産のブランド鳥「香鶏(かおりどり)」の魅力を伝えたいと考え、オープンにこぎ着けた。

 店舗面積は約10坪で、テークアウト専門で提供。店内は、遠州紬のランチョンマットやパテストリーで飾り、白色を基調に明るい雰囲気の和モダンデザインを採用。入店しやすいように配慮し、通りから店内が見えるようにガラス張りにした。

 できる限り地元野菜を使いたいと考え、契約農家から直接仕入れる。旬の野菜を取り入れ、仕入れ次第でメニューを変更して用意。歯応えがあり、うまみとコクが強いという「香鶏」の魅力を引き出す料理を中心に提供する。

 弁当は、合計20種類のメニューのうち常時8種類を用意。鶏のひき肉とカットしたもも肉を混ぜ合わせることで2種類の食感を楽しめるハンバーグをメインにする「香鶏のハンバーグ弁当」(800円)は、副菜として浜松産の野菜を使う「にんじんマリネ」や「旬の野菜の煮物」が入る。浜松産の甘みの強いフルーツトマトとタマネギ、鶏の手羽元を使いピリ辛に仕上げる「香鶏のスパイシーカレー」(600円)は、タンドリーチキンと味付けしたゆで卵などを添えて提供。このほか、一晩酢漬けしたタマネギで作る自家製タルタルソースの「香鶏のチキン南蛮弁当」(700円)などをそろえる。いずれの弁当も、ご飯と卵焼きが付く。

 総菜やおにぎりなどの一品料理は、常時約10種類を用意。鶏胸肉を低温調理することで柔らかくしっとりとした食感に仕上げる「とりハム」(300円)、鶏肉の炊き込みごはんに甘辛く味付けした野菜を混ぜ込む「とりめしにぎり」(180円)、刻みショウガをたっぷりと使う「香鶏の生姜焼き」(300円)などをそろえる。

 新型コロナウイルス対策として、来店時に手指消毒とマスク着用を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスク着用、手指消毒を義務化。空気清浄機を設置し、常に窓を空けて換気を徹底。飛まつ防止のため、受け付けカウンターにパーテションを設置する。

 オープン後は、予想以上の来客があり、毎日売り切れが続くほど順調な滑り出しという。「今後は、生産者の応援のために地元産の野菜の販売も計画している」と花山さん。「大人から子どもまでおいしいと思ってもらえる料理を提供したい。地元の食材をおいしく食べる方法を伝えられるような店にしていけたら」とも。

 営業時間は10時~18時。日曜定休。

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