菓子店「Kippis by SHUHODO(キッピスバイシュウホウドウ)船越店」(浜松市中区船越町、TEL 053-463-5130)が6月3日、新商品「きんぎょゼリー」の販売を始めた。
1974(昭和49)年に創業した「秋芳堂」(中区肴町)。カステラ生地に白あんを入れた「カステラまんじゅう」を創業当時からの看板商品として運営している。より若い世代をターゲットにした店を作ろうと、2020年6月に2店舗目として同店をオープン。和菓子だけでなく洋菓子も扱い、常に流行を意識した新しい商品を提供している。
主力商品の「カステラまんじゅう」は夏期に需要が減少するため、夏らしい創作スイーツを新たに販売したいと考えた同店。夏祭りをヒントに、金魚をモチーフにした夏期限定の同商品を考案した。金魚鉢をイメージした丸みを帯びた容器の中に、金魚をかたどった白あん寒天を入れて、かわいらしく演出。ナタデココや黒豆、ミカンやパイナップルなどのフルーツをふんだんに使い、透明と青色の涼しげなグラデーションのゼリーで包み込み仕上げる。「金魚が泳いでいるように表現するために、ゼリーを温度調整する技術が必要。『映え』とおいしさを両立するために、納得いくまで試作を繰り返した」と店主の藤本桂さん。価格は1個=590円。4個セットで購入すると、パステルブルーを基調に金魚のイラストを描いた箱に入れて提供する。
6月に開店2周年を迎える同店は、6月16日から20日まで記念キャンペーンを予定。全ての商品を1割引きで販売し、特別割引券も進呈する。「2周年を迎えられたのは、支えていただいた地域の人のおかげ。今後はさらに全国に向けて当店の魅力を発信していきたい」と藤本さん。
新型コロナウイルス対策として、入店時に手指のアルコール消毒と検温を求める。スタッフは、出勤前の検温、マスクの着用、手指消毒を徹底。営業中は出入り口を開放して換気する。
SNSでの反響が多く、お中元ギフトとしてすでに50件ほど受注しているという。藤本さんは「夏らしい商品を作りたいと長い間考えてきたものがやっと形にできた。金魚ゼリーを手に取ってもらうことで涼を取り、皆を幸せにできたら」と話す。
営業時間は9時30分~18時。火曜・水曜定休。