弁当製造販売会社「エムシーフードサービス」(浜松市中区細島町)が6月27日、徳川家康が好んだとされる食材を使った弁当「浜松家康辨當(べんとう)」の販売を始めた。
「Yes!家康プロジェクト 浜松」のロゴマークをあしらうパッケージ
来年に予定されるNHK大河ドラマ「どうする家康」の放送開始に向け、浜松市が進めている「Yes!家康プロジェクト 浜松」の第1弾となる同商品。大河ドラマ放送に合わせて地域貢献したいと考えた「静岡県飲食業生活衛生同業組合浜松支部」が開発。製造・販売は同社が行う。家康が生きた当時に使っていたとされる食材を詰め込んだ。
浜名湖のアサリや浜松産野菜など、地元産中心の食材にこだわった。しょうゆなどを加えて炊いた「桜めし」と、家康が健康のために好んで食べたとされる麦飯に三河みそを塗って焼いた「焼きおにぎり」のおにぎり2種が入る。当時の生活をイメージし、大根や里芋の煮物、ローストして皮を炙(あぶ)ったかも肉やおはぎなども盛り込んだ。脱プラスチックを掲げ、容器は竹皮を模した紙パックを使い、プロジェクトのロゴマークをあしらう。
「ボリュームがあって素朴な味わい。当時を思いながら食べてもらえたら」と専務の筒井一富さん。「家康とゆかりある地域の食材を使って、第2弾、第3弾も考えていきたい」とも。
価格は800円。受注販売と8月5日~7日に浜松城公園内で開催する「第1回七夕夏まつり」など、市内のイベントで販売する。