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浜松の街中で多文化共生イベント 音楽を通して「多文化共生の街」を体感

「多様な文化も知ってもらいたい」と話す鈴木さん(左)とスタッフ

「多様な文化も知ってもらいたい」と話す鈴木さん(左)とスタッフ

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 イベント「多文化フェスタはままつ2022」が8月28日、「浜松ギャラリーモールソラモ」(浜松市中区砂山町)で開催される。

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 主催は浜松市や浜松国際交流協会、浜松市中央地区自治会連合会などで構成する実行委員会。浜松市では、全国最多のブラジル人が在住することを背景に、例年「フェスタ・サンバ」を開催。中心市街地を舞台にサンバパレードなどを行い日本人と外国人の市民交流促進を図ってきた。市内に約90カ国2万6000人の外国人が在住するため、ブラジル以外の多様な文化も知ってもらいたいと代替イベントを企画。多文化共生をテーマに同イベントの開催を決めた。

 「音楽の都」として街づくりを推進する浜松市の特長を生かし、浜松在住の外国人が中心となり音楽やダンスなどのパフォーマンスをステージ上で披露。「多文化共生の街」を体感できるイベントを目指す。

 南米系外国人学校「ムンド・デ・アレグリア」のブラジルとペルー人生徒は、和太鼓を演奏。日本文化と礼儀を知るきっかけとして部活動で学んだパフォーマンスを披露する。このほか、NPO法人「フィリピノナガイサ」によるフィリピンの伝統的ダンスや、「湘南日本語学園浜松校ベトナム人留学生」によるベトナム竹ダンス「ニャイサップ」などを行う。イベントの締めくくりは、浜松を拠点に活動するサンバチームによるパフォーマンスで、来場者と一緒になって会場を盛り上げる。

 「JICA中部」主催の「子供向け体験イベント」も同時開催する。「浜松こども館」(中区鍛冶町)を会場とし、外国の文化を感じ、楽しみながら互いを知る機会を提供する。未就学児から小学校低学年の児童を主な対象とし、インドネシアの楽器「アンクルン」やペルーのラテンダンスなどを用意する。

 浜松国際交流協会事業コーディネーターの鈴木恵梨香さんは「在住外国人たちのパフォーマンスを見ることで身近に感じ、多様な文化があることを知ってもらいたい。コロナ禍で海外へ行きづらい状況が続いているので、気軽な海外旅行気分で楽しんでもらえたら」と話す。

 開催時間は13時~16時。「多文化フェスタはままつ2022」は見学無料。「子供向け体験イベント」実施時間は10時30分~12時30分。浜松こども館入場料は、大人=200円、小中高生=100円、未就学児無料。

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