イベント「絵本とお菓子展」が現在、製菓・製パンの材料専門店「ヒライデホームメイドストア」(浜松市中区鴨江、TEL 053-454-7135)で開催されている。
絵本「ぐりんぱのようちえん」と手作りキットセット「おおきなおおきなビスケットセット」
製菓と製パン材料、製菓機械の専門商社「平出章商店」(東区)が運営する同店。1988(昭和63)年に製菓と製パン材料を扱う小売店として開店した。より入店しやすい雰囲気の店にしようと、2014(平成26)年、店舗を改装しリニューアルオープン。材料や季節のフルーツを使ったオリジナルジャム、レシピ本など常時約2000アイテムをそろえる。
コロナ禍で制限が多い生活が続く中で、夏休みの「お家時間」を親子で楽しく過ごしてもらいたいと考えた同店。大人も子どももなじみある絵本を通して、菓子づくりにチャレンジするきっかけになればと同イベントを企画。好評だった昨年に引き続き、今年も開催することを決めた。
菓子やパンが登場する絵本約40冊を販売。絵本に登場するお菓子を実際に作ることができるレシピは無料配布する。気軽に菓子づくりにチャレンジできるようにと、計量済みの材料をセットにする「手作りキットセット」も販売する。
「ぐるんぱのようちえん」(990円)は、主人公のゾウが大きなビスケットを作る物語の絵本。直径約25センチの大きなビスケットを作るための材料をセットにした「おおきなおおきなビスケットセット」(324円)は、物語に登場する菓子を再現して楽しめる。魔女が使った菓子の家が登場するグリム童話「ヘンゼルとグレーテルのおはなし」(1,760円)の横には、菓子で作った家を展示。「のりものクッキー」(1,210円)は、飛行機や自動車など乗り物の形をしたクッキーが登場する絵本。作中のクッキーを同店パティシエが野菜パウダーを使い再現した「のりものクッキー詰め合わせ」(4枚入り=140円~)を併せて販売する。
食用色素のフードペンを使い菓子に絵を描く体験イベント「お絵かきクッキー」(108円)は、素焼きクッキーの購入者を対象に企画。また、期間中にアンケートに答えるとスイーツをモチーフにしたステッカーを進呈する。
店長の小栗はるかさんは「イベントを通して、親子で楽しみながら菓子作りをするきっかけにしてほしい。コロナ禍で制限が多いが、夏休みに子どものために何かしてあげたいというお父さんお母さんの手助けになれたら」と話す。
開催時間は9時30分~18時。日曜定休。8月31日まで。