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遠鉄百貨店で浜松産リネン生地のワークウェア販売 浜松と倉敷の職人がコラボ

「ゴツくて厚い、ワーク系リネンの魅力を体感してほしい」と話すバイヤーの岩倉さん

「ゴツくて厚い、ワーク系リネンの魅力を体感してほしい」と話すバイヤーの岩倉さん

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 「遠鉄百貨店新館」(浜松市中区砂山町、TEL 053-457-0001)で現在、浜松産リネン生地を使うワークウェア「ヘビーリネンツイルカバーオール」の販売イベントが開催されている。

浜松産の厚手のリネン生地を使う「ヘビーリネンツイルカバーオール」

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 同店ファッション用品バイヤーの岩倉有輝さんは一昨年11月、浜松市の織物会社「髙田織布工場」(西区庄内町)社長の髙田素宏さんと出会った。そこで、「自ら試行を繰り返し織り上げた『厚手のリネン生地』でワークウェアを作りたい」という髙田さんの思いを知ったという。こだわりの生地を使った商品を何とか形にしたいと考えた岩倉さん。浜松市内に厚手のリネン生地を縫製する技術を持つ会社を見受けないため、岡山県倉敷市児島のデニムブランド「EL Canek(エルカネック)」に話しを持ち掛けコラボが実現。百貨店バイヤーが架け橋となり浜松と倉敷の職人をつなぎ、 約1 年半の打ち合わせを経て商品化にこぎ着けた。

 オリジナルの厚手のリネン生地は、独自に改造した織機で織り上げる。使うほどに柔らかく体になじみ、色落ちなどの経年変化を楽しめる。耐久性があるため日常使いでき、通気性や保温性にも優れるという。ベースとなる色は生成り(きなり)1色。コーデュロイ素材を使う襟と袖は、レッドとアイスブルー、オリーブの3色を用意する。「一般的にリネンは薄手で夏素材というイメージが強いが、実際はオールシーズン使える。同品をきっかけにリネンの可能性を広げたい」と岩倉さん。

 会場では、各社のオリジナル商品も販売。「EL Canek」の「ジーンズ」や「デニムワンピース」、「髙田織布工場」のオリジナルブランド「TKD WORKS(ティーケーディーワークス)」の「リネンワッフルタオル」や「リネン生地」などが並ぶ。

 10日と11日には、髙田さんと「EL Canek」の金谷社長が来場し、店頭で商品の魅力を紹介する。「ゴツくて厚い、ワーク系リネンの魅力を体感してほしい」と岩倉さん。「今後も、他県に広がりを見せるような取り組みをしていけたら」とも。

 開催時間は10時~19時(11日=17時まで)。価格は39,600円。サイズは男女兼用でXS・S・M・L・XL。期間中受注販売のみ受け付ける。9月11日まで。

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