牛タン料理メインの居酒屋「浜松牛タンいろ葉」(浜松市中区肴町、TEL 053-455-5000)が10月14日、オープンした。
同店は、居酒屋やイタリア料理店などを全国に約20店舗展開する飲食グループ「ストーブスマーケット」(東京都)が運営する。同所で肉ずし専門店「浜松肉寿司(ずし)」を運営していたが、より幅広い世代を取り込みたいと考え、業態変更してオープンした。「牛タンいろ葉」は、東京都品川区に本店を構え、静岡県では初出店となる。「牛タン料理をメインにした大衆居酒屋」をコンセプトに、老若男女問わず楽しめる店を目指す。
店舗面積は約15坪。席数は、テーブル席24席、カウンター席8席の計32席。店舗デザインは、大衆居酒屋らしくにぎやかに過ごせるようにと、和風の居心地の良い空間に仕上げた。
牛タン焼きは3種類を用意。タンを焼き上げてから切ることで、うまみを逃さず提供できるという。タン先の赤身の部位を使う「厚切り牛タン」(1,090円)は、分厚く切るが独自の調理法によってほど良いかみごたえを楽しめる。このほか、1頭の牛から2~3枚しか取れないという希少部位を使う「霜降り牛タン」(1,530円)と、飼料に草を使わずミルクだけで育てた牛を使う「仔牛(こうし)の牛タン」(1,090円)をそろえる。いずれも、薬味として「青唐南蛮みそ」を添えて提供する。
箸で切れるほど柔らかく煮込むという「茹(ゆ)でタン」(1,090円)は、ダイコンとワサビを添えて提供する「牛タンのおでん」をイメージしたメニュー。牛タンのローストビーフを使う「牛タンユッケ」(1,090円)や、柔らかく煮込んだタンを特製だれで仕上げた「牛タンのガーリックポン酢」(650円)など、牛タンメニューは約10種類をそろえる。
牛タン以外にも、「秋田いぶりがっことクリームチーズ」(660円)、「とろろの磯辺揚げ」(600円)、牛肉の「テールスープ」(430円)などの一品料理も多くそろえる。
街なかの人出も増えつつあり、オープン後は、リニューアル前の常連を含め多くの来店があり順調な滑り出しという。東海エリアマネジャーの鈴木秀実さんは「土曜・日曜はランチ営業もしている。街なかを活気づけられるように、来店客に楽しんでもらえる店づくりをしていけたら」と話す。
営業時間は16時~24時(土曜=12時~24時、日曜=12時~22時)。