イベント「『ぐる~ぐる~ファニチャー』わたしがつくるみんなの家具」(TEL 090-9897-9634)が現在、遠州鉄道高架下の多目的スペース「新川モール」(中区田町)で開催されている。
主催は、工業デザインを手がける「UO(ウオ)デザイン事務所」(中区)。共同代表の松田優さんは、デザインを通して市民生活や社会をより豊かにしたいと、同所に設置予定の家具に模様を描くワークショップの開催を決めた。テーマは「与えられるのではなく当事者になる」。公共の場で使われる家具製作に主体的に関わることをきっかけに、社会への参加意義を体感するイベントを目指す。
参加者は、樹脂を溶かして使う工具「グルーガン」を使い、30センチ四方のシートの上に、カラフルな絵や柄などを自由に描く。集まったデザインは後日、材料となる合板にアイロンを使って圧着。合板は、縦2メートル40センチ、横1メートル20センチの大きさで、3枚用意する。設計は「UO」が手がけ、来年2月に設置する予定。現在どのような家具にするか検討しており、「新川モールがより魅力的な場所になるものにしたい」と松田さん。
12月7日から開催しており、大学生や主婦層など、現在まで約15人が参加している。松田さんによると、大半の参加者が初めてグルーガンを使うため、楽しみながらデザインを体験しているという。「街の一部を自分で作ることができるワークショップ。完成したら自身のデザインを探しに来てほしい」と松田さん。「目標参加人数は100人。友人や知人を誘って、気軽に体験してもらえたら」とも。
開催日時は、12月14日・16日・21日・23日= 12時~14時、12月15日・22日=17時~19時。参加無料。参加者には、同時開催のキッチンカーイベント「高架下ごはん」で利用できるクーポン券150円分を進呈する。