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浜松・鴨江アートセンターで江之島高生のアート展 「私と社会」テーマに空間表現

インスタレーション作品を制作した江之島高校芸術科彫刻専攻の生徒

インスタレーション作品を制作した江之島高校芸術科彫刻専攻の生徒

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 作品展「浜松江之島高校 彫刻専攻インスタレーション展」が12月22日~25日、鴨江アートセンター(浜松市中区鴨江町)で開催される。

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 さまざまなオブジェクトをコンセプトの下に配置して、空間そのものを作品とする現代美術の表現方法「インスタレーション」。同展では、同校芸術科で彫刻を専攻する2年生3人による3作品を展示する。

 浜松を拠点とし、海外を中心に作品を発表しているアーティストの鈴木雅之さんは、2018(平成30)年から同校芸術科で非常勤講師として教壇に立つ。自己表現の授業の一環として、2022年度から本格的にインスタレーションを取り入れた。「インスタレーションは、社会との接点に意味を見いだす表現。校内で制作して完結するのではなく、社会と関わる場を設けたかった」と鈴木さん。授業の延長線上として学校外で作品を紹介したいと、昨年から計画して同展の開催にこぎ着けた。

 テーマは「私と社会」。今後どのように変化していくか不透明な現代社会において、生徒たちが感じている思いやストレスなどを表現する。縦2メートル、横3メートルのスクリーン2面に投影する白松蒼彩さんの映像作品「集と個」や、作品を作る上での混乱を表現した原陽菜さんの「コンフュージョン」などを展示する。25日にはギャラリートークを開催。鈴木さんによる趣旨説明の後、生徒から作品コンセプトや取り組みへの思いを紹介する。

 「同所で一番大きな展示スペースで開催することは、生徒にとって非常に貴重な機会。開催を間近に控え不安はあるが、みんな前向きに取り組んでいる」と鈴木さん。「コンセプトレポートと併せて鑑賞して、作品の意味や生徒の社会感を感じてほしい。社会について考えるきっかけにしてもらえたら」とも。

 開催時間は、22日=13時~18時、23日・24日=10時~18時、25日=10時~14時。ギャラリートークは25日11時~。入場無料。

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