カフェ「ハニーディップ」(浜松市天竜区佐久間町浦川、TEL 053-544-5305)が5月21日、オープンした。
リーゼントの形に焼き上げたハンバーグ「エルビス・プレスリー」
地元で理容店を営む理容師で店主の乗本和男さんは、「浦川」の少子化が進み、人が少なくなってしまった街ににぎやかさを取り戻したいと、イベント開催やSNS発信など町おこしのために活動してきた。より多くの人に浦川を知ってもらい、継続的に足を運んでもらうには飲食店が最適だと考え、もともと好きだった1950~60年代の洋楽や文化「オールディーズ」をコンセプトにしたカフェのオープンを決めた。
店舗面積は約15坪。席数は、テーブル=16席、カウンター=2席。店内はターコイズブルーとピンク色の壁や、白黒のチェッカー模様の床をあしらい1950年代の「アメリカンダイナー」風に仕上げる。照明やギターなどのインテリアも「オールディーズ」を感じてもらえるようにこだわったという。
「田舎ののどかな雰囲気やおいしい空気にも合うように、体に優しいメニューを目指す」と話す乗本さん。メニューの名前には、1950~60年代に活躍した歌手や俳優の名前を使う。ランチメニューは、ライス、サラダ、スープ、スムージーなどをセットに付ける。鶏胸肉のミンチを使ったハンバーグ「エルビス・プレスリー」は、リーゼントの形に焼き上げたハンバーグにデミグラスソースを合わせる。ハンバーグにチーズをのせた「コニー・フランシス」(以上1,320円)は、溶けたチーズと肉のうまみの相性がよいという。
米粉の生地にサツマイモを加えたワッフル「ドリス・デイ」(550円)には、あんこ、フルーツ、アイスクリームを添える。着色料、保存料などの食品添加物を使わないで仕上げたクリームソーダ「デル・シャノン」(660円)、ブレンドコーヒー「サム・クック」(440円)、マシュマロをのせたホットチョコレート「ニール・セダカ」(550円)などのドリンクメニューもそろえる。
オープン後は、大阪や神奈川などの県外からの来客や、ツーリングの際に立ち寄る人などが目立ったという。乗本さんは「店はもちろん、浦川の自然や雰囲気も楽しんでほしい。近隣に飲食店がないので、地元の人の憩いの場にもしてもらえたら」と話す。
営業時間は10時~17時(ランチタイムは11時~14時)。土曜・日曜のみ営業。