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浜松・和田町にドローン屋内飛行場 県内初「国家資格対応」施設で講習開始

「アクセスがよく、通いやすい施設ができた」と話す「浜松ドローンスクール」講師の岩崎敬さん

「アクセスがよく、通いやすい施設ができた」と話す「浜松ドローンスクール」講師の岩崎敬さん

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 ドローンの屋内専用飛行場「DRONE CUBE(ドローンキューブ)」(浜松市東区和田町、TEL 053-461-7000)が5月22日、「浜松ドローンスクール」内にオープンした。

国家資格取得のための講習・審査ができる施設

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 普通自動車などの免許を取得できる教習所「綜合自動車学校」が運営する「浜松ドローンスクール」は、自動車学校内に2018(平成30)年に開校。建築業や土木業で働く人など、仕事で生かせるようなドローンの操縦技術を教えてきた。同施設ができるまでは、市内の体育館などを借りて実技の授業をしていたが、週末の利用が難しかったり、移動時間がかかったり不便さを感じていたという。時間制限を受けず土曜・日曜も実技練習を行うために、同校専用の練習場として同施設をオープンした。

 施設面積は約136坪。縦約25メートル、横約18メートル、高さ7メートルの大型屋内飛行場は、国家資格取得のための講習・審査ができる国土交通省が登録した県内初の施設。施設は天候にかかわらずドローンの操縦ができ、センサーの反応など操作において余裕のある広さを取る。橋脚、タイル壁、電柱、瓦屋根など実際の建築物を模した場所も用意し、点検や撮影など実践的な練習ができるようにした。

 日本のドローン資格は民間資格のみだったが、昨年12月、国家資格制度ができた。国家資格取得には、同校のような国が認めたスクールで講習を行い、学科試験と実地試験を受ける必要がある。講師の岩崎敬さんは「開校以降、多くの修了生を輩出してきた。国家資格取得に向けた教える人や設備がそろっているので、たくさんの人の資格取得のサポートをしていきたい」と話す。

 未経験者や経験者など、受講者のレベルに合わせた5つの国家資格取得に向けたコースを用意する。受講期間は2~4日間で、民間資格を持たない人の受講料は26万1,800円~。同施設オープン後、すでに約10人が入校したという。

 岩崎さんは「土曜・日曜に講習を希望する人が多かったが、対応が難しかった。アクセスがよく通いやすい施設ができたので、気軽に講習の相談をしてもらいたい」と話す。

 営業時間は9時30分~18時30分。受講申し込みは、同校ホームページから受け付ける。

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