浜松の各所で現在、かき氷の販売が行われている。

「芋菓子や 芋えん」の「芋えんかき氷」

　クラフトチョコレートスイーツ専門店「ATELIER CHOCOLAT ENTRE（アトリエショコラアントゥル）」（中区肴町）では、イートイン用2種とテイクアウト用1種のかき氷を販売。店内で提供するかき氷はカクテルグラスに盛り付け、最後は飲めるように工夫する。チョコレートと牛乳を使った自家製氷を削った「ショコラ グラス・ピレ」は、下層にショコラドリンク、上層に氷、バニラアイス、コーヒーゼリーなどを盛り付ける。イチゴを凝縮させた氷とレモンの皮を加えた透明な氷を削った「フレーズ グラス・ピレ」（以上1,650円）は、白ワインとバニラビーンズを使ったゼリーをトッピングする。店内に6席しかないためテイクアウトできるようにと「食べ歩きショコラ氷」（961円）は「ショコラ グラス・ピレ」と同じ食材を持ち歩きやすいカップに入れて提供する。営業時間は11時～20時。火曜・水曜定休。

　昨年オープンしたサツマイモスイーツ専門店「芋菓子や 芋えん」（肴町）では、オープン後初めてかき氷を販売する。長野県産天然氷を削りミルクシロップをかけて味が薄まらないように盛った「芋えんかき氷」（790円）は、国産サツマイモ「紅はるか」を使った「芋シロップ」に加え地元醸造所「加藤醤油（しょうゆ）」のしょうゆを使った「醤油蜜」をかけることで甘みを引き立てるという。かき氷の中には店内で焼き上げた「蜜焼き芋」を入れ、焼き芋の食感や香ばしさが味わえるという。「黒ゴマ」「芋ダイス」「芋チップス」をトッピングし、満足感が味わえるように仕上げた。営業時間は11時～19時（日曜・祝日は18時まで）。水曜定休。

　古民家風居酒屋「にこまん馬」（和地山）では、例年7月からかき氷を販売する。昼はランチ営業、夜は居酒屋としてオープンする同店では、昼だけでなく夜にもかき氷を提供し、常時約15種類用意する。アイスクリームのような濃厚なムースをのせた「練乳ミルクムース」（900円）はカラフルなあられ「おいり」をトッピング。ほかのかき氷に「ミルクムース」をトッピングすることも可能。地元産イチゴ「章姫（あきひめ）」を使った果肉ソースを使った「イチゴ」、ミルクチョコレートのムースをかけた「チョコレートムース」（以上900円）などをそろえる。冷たいかき氷を暑い中で食べてほしいと縁側席を20席用意する。営業時間は、11時30分～14時30分、18時～23時（土曜は24時まで）。日曜定休。以上、9月中旬まで。

　フレンチレストラン「CLOCHE（クロッシュ）」（北区初生）では、ゴールデンウイークからかき氷を販売し、常時約20種類を用意する。八ケ岳から直送した天然氷を使ったかき氷は、ふわふわとした食感に削り上げる。クリームチーズをのせた「フロマージュ系」のかき氷は、イチゴ農園「Browncrew（ブラウンクルー）」（東区）のイチゴを使った自家製シロップとマスカルポーネクリームをのせた「ストロベリーフロマージュ」（1,200円）などをそろえる。「いなさ牛乳」（北区）の牛乳を煮詰めた自家製練乳をかけた「しらゆき」（950円）は、市販の練乳とは違った甘みやクリーミーさが味わえるという。クラウンメロンを低温調理により青臭さを調整したシロップを使った「クラウンメロン」（1,100円）、栗の渋皮煮や栗シロップ、ホイップクリームをトッピングした9月ごろ販売予定の「栗のかき氷」（1,500円）などをそろえる。営業時間は11時30分～17時30分。水曜、第1・第3木曜定休。10月上旬まで。

　1871（明治4）年創業の老舗和菓子店「巌邑堂」（東区神立町）の喫茶エリアでは、常時4種類のかき氷（各850円）を提供する。「Browncrew」のイチゴを使ったジャムをトッピングした「いちごミルク」は、果肉の酸味と練乳の甘さでバランスよく仕上げる。きな粉と練乳をかけた「黒蜜きな粉練乳」は、同店の「どらやき」にも使っている沖縄県波照間島産黒糖のえぐみがない蜜を使う。緑茶の製茶・販売の「薗田製茶」（東区）の抹茶と自家製粒あんを使った「抹茶金時」、三ケ日ミカンを濃縮した果汁をかけた「三ケ日みかん」を用意する。営業時間は10時～17時。水曜定休。9月上旬まで。