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浜松・流通元町でサンリオ展 「カワイイ」の歴史とキャラクター誕生秘話紹介

「ハローキティドレス」などのグッズや資料を展示する「サンリオ展」

「ハローキティドレス」などのグッズや資料を展示する「サンリオ展」

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 企画展「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」が現在、「浜松市総合産業展示館」(浜松市東区流通元町)で開催されている。

サンリオキャラクターが集結した展示エリア

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 2021年4月の名古屋開催を皮切りに全国を巡回する同展。10会場目になる浜松が静岡初開催となる。「ハローキティ」「マイメロディ」など450以上のキャラクターを生み出し、グッズの企画・販売を展開する「サンリオ」は1960(昭和35)年に創業。同展は、2020年で同社が60周年を迎えた節目に「サンリオ史上初の大博覧会」として企画した。

 創業以前の歴史から日本が生んだ「カワイイ」の成り立ちや発展について、サンリオ目線で掘り下げていく。過去に販売したグッズやデザイン画などの資料と共に創業からの歩みをたどりながら、数々のキャラクターに込められた思いなど発信側だからこそ伝えられるというコンテンツを用意する。

 会場の順路は、実用品に「かわいい」「感動」といった付加価値を付けて提供しようというビジネスから「カワイイ」をテーマにしたものづくりがスタートしたことを伝える展示から始まり、他社のファンシーグッズとは違ったスタイルの秘密やオリジナルキャラクターを生み出すきっかけなどを振り返っていく。キャラクターデザインのルールや昔の「デザイン制作室」を再現した部屋を展示し、キャラクター誕生の背景を紹介する。有名なキャラクターから今は見ることができない懐かしいキャラクターを集めた展示エリアでは、「リトルツインスターズ」「シナモロール」などのキャラクターごとにプロフィルや手描き資料などを公開する。同会場のみのキャラクターグッズ展示も用意する。

 会場内を自由に撮影できるようにし、フォトスポットも用意。海外のシンガー・ソングライター「レディー・ガガ」が着用した「ハローキティドレス」のレプリカも展示する。グッズショップでは「サンリオ展オリジナルぬいぐるみ」(S=2,420円、M=3,520円)、「いちご新聞クリアファイル」(440円)、「サンリオ展図録」(2,530円)などの同展限定アイテムを中心に、菓子や雑貨など約500アイテムをそろえる。

 開催後は30~40代の女性やファミリー層の来場が多く「懐かしい」「こんなキャラクターもいた」といった声がよく聞かれるという。静岡新聞社・静岡放送の杉山恵亮さんは「サンリオのキャラクターほど親子3世代が共感でき親しんでいるようなキャラクターはいない。写真もたくさん撮って、夏休みの思い出にしてもらえたら」と話す。

 開館時間は10時~16時。入館料は、大人=1,800円、中・高校生=1,200円、小学生=800円、4歳~小学生未満=400円、3歳以下は無料。9月18日まで。

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