イベント「山と森のナゾ解きクイズラリー」が現在、浜松市の中山間地域で開催されている。
浜松市の中山間地域へ訪れるきっかけをつくりたいと、2018(平成30)年に「はままつやまもりアドベンチャー」という名前で浜松市が初開催した。天竜・春野・佐久間・水窪・龍山・引佐の6カ所に設置した「ナゾ解き看板」の問題を解くクイズラリーで、今年はイベントの内容が伝わりやすいように名前を変更したという。市民協働・地域政策課の野尻浩太さんは「ナゾ解きにチャレンジしながら中山間地域を巡り、魅力を知ってもらえたら」と話す。
クイズは各地域3問ずつ、全地域合わせて18問を用意する。クイズラリー用のマップと答えが記入できるチラシは、紙媒体とPDFでダウンロードできる方法を用意。マップを見ながら現地へ行き、1問目のクイズを解くと2問目の「ナゾ解き看板」スポットが分かるようにしている。クイズは現地に行かないと解けない問題を用意し、解いた後はキャンペーンに応募できるようにした。正解者の中から中山間地域の特産品などを抽選で進呈。1問から応募可能で、クイズの正解数が多いほど当選確率がアップし、例年全問正解者が出るという。
参加者が中山間地域の自然や食を味わえるように、地域に住む人が選んだ場所をまとめた「おすすめスポット」のPDFや飲食店を紹介するウェブサイトを公開する。広い地域なので車やバイク、自転車などで2日間以上かけて巡るのがお薦めという。野尻さんは「マップなどを活用し、普段行かない場所にも出合ってもらいたい」と話す。イベントは例年夏と秋の2回開催だったが、今年は8月から11月の期間を通して開催するので、季節の移り替わりを感じ、たくさんのクイズを解けるように工夫する。
野尻さんによると、今年はすでに家族連れからの応募があったという。「市内にいても中山間地域に足を運んだことがない人も多いと思うので、クイズ参加によりハードルを下げて周遊してもらえたら」とも。
クイズラリーは11月30日まで。応募締め切りは12月4日。応募はウェブサイトの応募フォームもしくは応募用紙の提出で受け付ける。