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浜松・若林町に無添加パンの専門店 「誰でも平等に楽しめるパン」コンセプトに

「誰でも楽しめるパンを提供したい」と話す店主の高部さん

「誰でも楽しめるパンを提供したい」と話す店主の高部さん

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 パン専門店「ブーランジェリー シエル」(浜松市南区若林町、TEL 053-488-5340)がオープンして1カ月がたった。

乳製品と卵を使わず焼き上げる「豆乳ロール」

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 店主の高部遼さんは調理師専門学校を卒業後、北区都田町のパン店でパン職人として修業。その後、他の業界へ転職したが、再度パン作りをしたいと考えるようになったという。調理師学校の恩師から、運営している店を引き継がないかと声がけされたのをきっかけに、屋号を新しくして同所に自身の店をオープンすることを決めた。

 店名の「シエル」は、フランス語で「空」を意味する。高部さんは「自身が食品アレルギー体質のため、添加物を使わないパンを提供したかった。空という言葉の持つ『平等』なイメージのとおり、誰でも楽しめる店にしたい」と話す。

 店舗面積は約15坪。テイクアウト専門で販売する。店内は、白色を基調にレンガ調の壁をアクセントにした落ち着いたデザイン。ペンダントライトやカウンターテーブルは店の雰囲気に合うよう特注した物を使う。

 食品添加物を使わないパンを常時約30種類そろえる。パンに使うクリームやカレー、ホワイトソースなどは、できる限り手作りするという。プレーン、チョコチップ、クルミ、レーズンの4種類を用意する「豆乳ロール」(151円)は、乳製品と卵を使わず焼き上げる。湯種製法を使う「食パン」(1斤=270円)は、しっとりもちもちとした食感を楽しめるという。酒種生地に甘さ控えめのあんこを入れる「桜あんぱん」(238円)は、パンの上に桜の塩漬けをのせて仕上げ、バランスの良い甘みと塩みを味わえるという。このほか、大きめに切った野菜の入れるスパイシーな自家製カレーの「カレーパン」(259円)、北海道産「よつ葉バター」を使いサクッとした食感に焼き上げる「クロワッサン」(248円)などを用意する。

 オープン後は、引き継ぐ前の店の常連や周辺の来客が多く、順調な滑り出しという。高部さんは「今後は商品数を増やし、月替わり商品も用意する予定なので、楽しみにしてほしい。まずは気軽に来店してもらえたら」と話す。

 営業時間は9時~17時。日曜・月曜定休。

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