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浜松で高校生企画の「おにぎりフェス」 生徒考案で地元食材生かし

「おにぎりフェス」を発案した浜松学芸高校の生徒

「おにぎりフェス」を発案した浜松学芸高校の生徒

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 イベント「おにぎりフェスin浜松2023」が9月24日、「砂山銀座サザンクロス商店街」(浜松市中区砂山町)で開催される。主催はホテルやレストラン事業を展開する「アセント」(同)。

おにぎりを試作する浜松南高校の生徒

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 運営する「ホテルアセント浜松」内に昨年、ゲーミングパソコンが使えるeスポーツ施設「@G(アットジー)」をオープンした同社。その際、eスポーツ部がある浜松学芸高校の生徒にロゴや内装デザインの協力をしてもらったつながりを生かし、若い力と共に浜松を盛り上げたいと同イベントの開催を決めた。

 同高校のほか、オイスカ浜松国際高校、天竜高校、浜松大平台高校、浜松湖北高校、浜松南高校の合わせて6校が参加。生徒の提案から「おにぎり」をメインにしたイベントに決め、生徒主体でイベントを運営する。

 会場では、生徒がレシピを考案した地元食材を使ったおにぎりを各校200個限定で販売する。具材には各校が提案する特徴ある食材を使う。オイスカ浜松国際高校は同校のブランド野菜「浜名湖産とうもろこし」で、天竜高校は天竜産みそや鹿肉、浜松湖北高校はお茶など。各校当たり1台のキッチンカー運営者とタッグを組み、レシピ考案の際もキッチンカーの料理人と試行錯誤を重ねた。浜松学芸高校の生徒は「企画から関われたイベントは初めて。浜松の特産物や魅力を広められるように全力で挑みたい」と意気込む。

 午前と午後1回ずつ生徒による「アピールタイム」を設け、自分たちが考案したおにぎりの魅力を伝える。おにぎり販売後は、来場者の人気投票で「グランプリ」の高校を決めるほか、「おにぎりクイズ大会」、地元ダンススクールによる「ダンスパフォーマンス」などを予定する。スタッフTシャツやチラシ、ロゴなどのアイデアも生徒たちが出したという。

 「若い世代ならではの視点やアイデアで浜松の魅力を発信していきたい。地域に根差したイベントにしていけたら」と同社顧問の久野洋イチさん。「またやってほしいと言われるようなイベントにしたい。ゆくゆくは当社レストランでも生徒考案のおにぎりを提供したい」と話す。

 同社マネジャーの谷下澤卓也さんは「イベント運営に携わるのが初めてで苦労もたくさんあった。生徒やたくさんの人の力で作り上げたイベントを成功させ、次につなげたい」と話す。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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