遠鉄百貨店（浜松市中区砂山町）が現在、北海道テレビ放送（HTB）とのコラボ企画「遠州鉄道80周年×遠鉄百貨店35周年×HTB55周年記念　HTB GOODS SHOP」を開催している。

「浜松らしい」オリジナルコラボ商品

　遠州鉄道80周年と遠鉄百貨店35周年、HTB開局55周年を記念して企画した同イベント。同店で毎年行う、北海道グルメを集めた「大北海道展」と合わせて開催している。HTBのマスコットキャラクター「on（オン）ちゃん」や俳優の大泉洋さんらが出演する人気番組「水曜どうでしょう」のグッズをはじめ、「浜松らしい」同展限定グッズも販売する。

　同展のために製作したコラボグッズ約15点を含めた約300点をそろえる。限定グッズは、浜松を代表する菓子メーカー「春華堂」とコラボした「うなぎパイミニ3本入り onちゃん巾着袋ver.」（880円）。onちゃんのイラストを描いた巾着袋にミニサイズのうなぎパイを入れた。浜松土産として人気で、開催初日は約300個を売り上げた。

　遠州鉄道の制帽をかぶったデザインの「赤電 onちゃん」グッズも用意。自動車用内装皮革メーカー「共和レザー」（南区）による「カードケース」（1,100円）「ペンケース」（1,650円）や、地元伝統工芸品「遠州綿紬」の「エコバッグ」（3,300円）などをそろえる。遠鉄百貨店営業部の川井秀介さんは「ここでしか買えないコラボアイテムを目当てに、関西や関東など遠方から足を運ぶ人も多い」と話す。期間中は毎日、関連商品を購入した先着200人を対象に「遠鉄onちゃん特製シール」を進呈する。

　グッズ販売に加えて、さまざまな体験型企画も用意。HTBグッズなどが当たる「くじ引きどうでしょう」（600円）、コラボデザインの缶バッジ制作体験（300円）、「水曜どうでしょう」内の企画「北海道で家、建てます」のロケで実際に使われた出演者の衣装展示などを行う。

　店内各所にonちゃんの着ぐるみが定期的に登場する。15日は事前募集した抽選当選者を対象に、「水曜どうでしょう」制作スタッフでHTBディレクターの藤村忠寿さんと嬉野雅道さんによるトークライブを行う。

　開催初日から、熱烈な番組ファンを始め多くの来場者でにぎわっているという。川井さんは「当社とHTBの周年記念イベントとして開催できうれしい。コラボグッズのほかにも多くの北海道商品をそろえているので来場してほしい」と話す。

　開催時間は10時～19時（最終日は15時まで）。10月17日まで。