「cafe etoile(カフェ エトワール)」(浜松市南区瓜内町)が10月31日、オープンした。
店主の戸田愛美さんと、愛美さんの母で運営する同店。愛美さんはハンドメードの編み物雑貨の作家でもあり、これまで自身の作品をインターネット販売してきた。いつか実店舗をもちたいと考えていたが、雑貨販売のみでの経営は難しいと考えた愛美さん。作品の販売に加え、母の得意料理のキッシュと愛美さんが得意とする手作り菓子を組み合わせたカフェとしてオープンに踏み切った。
店舗面積は約17坪。テーブル席12席とカウンター席3席に加え、屋外テラス席も用意する。店内は物語「星の王子様」をモチーフに、フランスの古い田舎町をイメージしてデザイン。白を基調に温かみのあるナチュラルな空間に仕上げた。
看板メニューのキッシュをはじめ、野菜や卵など地元産食材を使うメニューを提供する。キッシュは日替わりで常時2~3種類を用意。手作りのパイ生地とプリンのような食感の具材の組み合わせを楽しめるという。フランスの家庭料理の定番とされるベーコンとタマネギを入れた「キッシュロレーヌ」(500円)、シラスを混ぜた生地の上にアオサを載せ、めんたいこをトッピングして焼き上げる「アオサとシラスめんたい」(550円)などをそろえる。
スイーツは、ゼラチンやヨーグルトを使わないため濃厚なチーズの風味を味わえる「レアチーズケーキ」(500円)、甘さ控えめでザクザクとした食感の「素朴なスコーン」(380円)などを用意。ランチメニューは、キーマカレーと日替わりミニキッシュ、サラダをセットにした「エトワールランチ」(1,380円)、キッシュをメインにする「日替わりキッシュランチ」(1,270円~)などを用意する。
愛美さんの製作した編み物雑貨も店頭に常時30点ほど並べる。「ナチュラルとゆるふわ」をコンセプトにコットンの糸で編み上げた雑貨で、「巾着袋」(1,300円~)や「ミニバッグ」(5,000円~)などを展開する。
オープン後は、友人や知人の来店やSNSの影響で少しずつ認知されているという。愛美さんは「手作りの料理と居心地の良い空間を用意しているので、ワクワクする一時を過ごしてもらえたら」と話す。
営業時間は11時~17時(16時以降はテイクアウト販売のみ対応する)。