スープ専門店「すーぷらぼ」(浜松市浜名区染地台、TEL 053-589-3301)がオープンして1カ月がたった。
造園会社「庭政」(中央区)の展示場内の古民家をテナントにする同店。店主の和田賢仁さんは、浜松市内の飲食店で約20年間料理人として勤務した経歴を持つ。3年前に、仕事の傍らイベントでのみ出店する「すーぷらぼ」を立ち上げた。いつか店舗を持ちたいと考えてきた中で、同所と出合いオープンに踏み切った。「こんなに良い場所に出店できありがたく思っている」と和田さん。大正時代の建物を移築した古民家は、四季ごとに変わる日本庭園を眺めることもできる。「心と身体もぽかぽか」をコンセプトに、旬の食材を使ったスープを提供する。
店舗面積は約13坪。店内は、テーブル席13席とカウンター席3席に加え、屋外席も用意し日本庭園を眺めながら食事もできる。塗り壁やはりを見せた造りの古民家はぬくもりを感じる空間で、BGMにジャズを流して落ち着いた雰囲気を演出する。
スープは、添加物を加えず、小麦粉の代わりに米粉を使うグルテンフリー。いずれも日替わりで、常時約5種類をそろえる。地元肉店から仕入れる国産豚タンを使う「やみつきタンシチュー」(1,100円)は、仕込みから出来上がるまで3日間かかるという。具だくさんの「食べるスープ」は、「ミネストローネ」や「エビとチーズのチャウダー」(650円)など。ポタージュは、旬の野菜を使い「ごぼう」「ケール」「栗カボチャ」(以上、600円)などをそろえる。スープとサラダ、雑穀米や玄米を使ったごはんをセットにした「スープセット」(1,000円~)も用意。テイクアウトでも販売する。
オープン後は売り切れの日が続いているという。和田さんは「ごはんを食べて、元気で健康になってもらいたいという思いで作っている。花や紅葉など、庭の四季も感じながら味わってもらえたら」と話す。
営業時間は10時~20時。月曜、第3火曜定休(1月25日・27日・28日は臨時休業)。