菓子メーカー「春華堂」が運営する複合商業施設「nicoe(ニコエ)」(浜松市浜名区染地台、TEL 053-586-4567)で現在、「第7回 ニコエ かき氷甲子園2024 ~47都道府県キラッと光る食材を探せ!~」が開催されている。
同イベントは、菓子づくりに欠かせない良質な食材にフォーカスし「かき氷を通して全国の生産者のこだわりや思いを伝えたい」と、2018年(平成30年)に初開催した。7回目を迎える今回は、全国47都道府県から仕入れた食材を使ったオリジナルかき氷51種類を用意する。
開催中10期間に分け、期間ごと6~7種類ずつを順に販売する。広報室の高橋睦美さんは「例年、県内外から多くの方が訪れるイベント。新たな食材の掛け合わせや和と洋の融合、『映(ば)え』を意識したかき氷など、期間中何度も足を運び楽しんでほしい」と話す。
初登場のかき氷は3種類。「真っ赤な果実ゆうべに ヨーグルト仕立て」(1,300円)は、果肉の中まで赤い熊本県オリジナルイチゴ品種「ゆうべに」と、同じく熊本特産のヨーグルトを掛け合わせた甘酸っぱい味のかき氷。同社担当者が「ほれ込んだ」という「オオヤブデーリーファーム」のヨーグルトを使う。「岩手の夏イチゴ リアスターベリー」(1,000円)は、イタリア・シチリア地方の伝統スイーツ「カッサータ」風にアレンジする。「オレンジ色の宝石 出雲の干し柿」(1,300円)は、島根県の干し柿にナチュラルチーズとシナモンを加え「フレンチ料理のような豪華なかき氷」(高橋さん)に仕上げる。
今回リニューアルしたかき氷は3種類。「宇治濃厚抹茶×ミカン」(900円)は、京都宇治の抹茶ソースと甘酸っぱいミカンの組み合わせを楽しめる。鮮やかな赤色が目を引く「花咲く 北海道 ラズベリー」(1,000円)は、生クリームの上にラズベリーと花の形のチョコレートをトッピングしてかわいらしく仕上げる。例年、子どもを中心に人気があるという「石川県 能登の塩ラムネ」(900円)は、金沢名物の金粉を振りかけ「能登半島の復興応援の意味を込めて、きらびやかにグレードアップした」という。
このほか、人気ランキングで例年上位になる「あまおうイチゴ ふんわりマスカルポーネ」(1,000円)や「果実の王様 静岡 クラウンメロン」(1,000円)なども並ぶ。
高橋さんは「映えを意識しながら味にもこだわり、生産者の思いを大切に作り上げた。夏のお出かけに、家族や友人と来場いただけたら」と話す。
営業時間は10時~18時。月曜・火曜定休。9月1日まで。